シリーズファンを魅了し、恐怖を植え付けてきた美しき最強の究極生物…“エイリアン”10種を紹介
バトル・エイリアン
『エイリアンVS.プレデター』(04)に登場したエイリアン。プレデターによって創り出された新種で、カマのような鋭い爪を持つなど攻撃力が高められた。脚部はヒトと同じ形状に戻ったが、4つ足で走り回るなどアグレッシブなアクションを見せる。そのなかでも、プレデターのネットランチャーで頭部に傷を負った個体をグリッド・エイリアンと呼ぶ。
プレデリアン
『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』(07)に登場した新種のエイリアンで、プレデターのDNAを持つ混種。特長的な口もとを含め、両者のデザインを併せ持つ。エイリアンの生命力や強靱さ、プレデターの俊敏さやパワー、戦士としてのメンタリティも備えた最強のエイリアン。フェイスハガーを経由することなく、寄生対象にDNAを送り込み繁殖が可能。
ネオモーフ
『エイリアン:コヴェナント』(17)でアンドロイドのデヴィッドが作ったエイリアン。外観はゼノモーフに似ているが、乳白色の有機的な皮膚におおわれている。性格は凶暴で、体長数10センチほどの幼体の状態から人間を襲い捕食をするが、ゼノモーフのような強靭さはない。空気中を移動する微細な胚が宿主の体内に入り込むと、短時間で成長して体を破って出現する。
プロトモーフ
『コヴェナント』でデヴィッドが作ったエイリアン。エッグチェンバー、フェイスハガー経由で宿主に胚を送り込むことで誕生する最初のゼノモーフである。動きは俊敏、凶暴な性格で、ゼノモーフによく似ているが形状は宿主によって異なる。
第1作から18年後を舞台にした『ロムルス』に登場するのはエイリアン・ゼノモーフ。ただし研究施設を舞台にした本作には、これまでにない見せ場が盛り込まれているだけでなく、高い知能や生態の謎の一端も解明されている。スクリーンでその圧倒的な存在感を味わってほしい。
文/神武団四郎