「いままでと違う綾瀬はるか」ファンの声と共に探る不思議なロードムービー『ルート29』に惹かれる理由

コラム

「いままでと違う綾瀬はるか」ファンの声と共に探る不思議なロードムービー『ルート29』に惹かれる理由

「原風景のような不思議な世界を体験」ノスタルジックな気分に浸れるのり子とハルの旅路

物語の舞台となる国道29号線は、山陽地方と山陰地方を縦につなぐ“陰陽連絡”の重要な街道で、兵庫県姫路市から鳥取県鳥取市まで総延長118.6kmの美しい道が続く。撮影は2023年7月下旬から約1か月間、オールロケによって敢行されている。劇中には、姫路城のお堀、のり子とハルが立ち寄るドライブイン、いくつものトンネル、緑深い森に神秘的な音水湖、そして鳥取砂丘と日本の原風景が映しだされ、どこかノスタルジックな気分に浸らせてくれる。このような自然の数々、地方都市の街並みが心に響いたという声も多い。

「森に光りが差し込むところで自分もそこにいるような感覚になったり、雨のシーンで自然のすばらしさや怖さを感じました。映画に出てきたような山奥、大きな木、川、湖のあるところに出かけたくなりました」(50代・女性)
「いい意味で日本らしくない、でもみんな知っている原風景のような不思議な世界を体験できて、鳥取ってすてきだと思いました」(50代・女性)
「2人が山奥の、谷間の道を歩くシーンの絵が美しすぎてびっくりした。現実的なファンタジーを見た」(30代・男性)
「知らない人と行ったことのないところに行ってみたくなった。国道29号線を歩いてみたくなったし、きっと旅に出たくなるから、旅や自然が好きな友だちにこの映画を勧めたい」(30代・女性)
「故郷を思いだす風景が出てくるので、観てよかったと思える作品でした」(20代・女性)

また、「鳥取や姫路は行ったことがないので、行きたくなりました」(60代・女性)「家族や友人と旅に出たくなりました。旅のなかでいままで知らなかった部分も発見できると思います」(30代・女性)「過去の自分と記憶から抜け落ちている、なんでもない場所を旅したくなった。いまの自分がなにを思うのかが楽しみだから」(30代・男性)といったコメントも見られ、本作をきっかけに「旅がしたい」、「どこかへ出かけたい」という思いに駆られた人も多いようだ。


ひっくり返った車の中で座っているおじいさん
ひっくり返った車の中で座っているおじいさん[c]2024「ルート29」製作委員会

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