大泉洋主演『そらのレストラン』、主題歌&挿入歌は注目のアーティスト!
『しあわせのパン』(11)と『ぶどうのなみだ』(14)につづく、“北海道映画シリーズ”の第3弾『そらのレストラン』が2019年春に公開される。このたび本作の主題歌&挿入歌をシンガーソングライターでありバンドでもあるスカートが、挿入歌をシンガーソングライターの世武裕子が担当することが決定した。
本作は北海道道南にあるせたな町を舞台に、海が見える牧場で作り出されるチーズと、様々な食材が仲間と家族の心をつないでいく様を描き出した心温まる人間ドラマ。これまでのシリーズすべてに出演している大泉洋が主演を務め、他に本上まなみや岡田将生、マキタスポーツらが出演。メガホンをとるのは「神様のカルテ」シリーズや『トワイライト ささらさや』(14)の深川栄洋監督。
本作のために書き下ろした主題歌「君がいるなら」と挿入歌の「花束にかえて」を提供するスカートは、2006年に活動を開始した澤部渡のソロプロジェクト。これまで「山田孝之のカンヌ映画祭」や『PARKS パークス』(17)、大泉が主演を務めた『恋は雨上がりのように』(18)などに楽曲提供しており、包み込むような歌声が本作の持つ雰囲気にぴったりだと、制作陣全員一致で抜擢にいたった。
大泉はこの主題歌「君がいるなら」について「初めて聞くのになぜか懐かしい気持ちになる不思議な曲」と述懐し「美しい北海道の景色と、清々しい物語のラストに乗せてこの主題歌がかかった時に、本当にしあわせな気持ちになりました」と澤部の歌声の虜になったことを明かすコメントを寄せている。
また、これまで数多くの映画・テレビドラマ・CMで音楽を担当してきた世武裕子が手掛ける挿入歌「Bradford」は、世武の曲を物語の転換のポイントにしたいという深川監督の意向から提供することになったとのこと。制作陣の強い思い入れからタッグが実現した2人のアーティストが手掛ける楽曲が、本作の世界観をどのように彩ってくれるのか、大いに注目したい。
文/久保田 和馬