『ガンダム00』遂にスクリーンへ!ガンダムマイスターたちが各々の思いを胸に集結
TBS系列で放送されたテレビアニメ「機動戦士ガンダム00」(07~09)の完結編となる『劇場版 機動戦士ガンダム00 A wakening of the Trailblazer』の初日舞台挨拶が9月18日、都内で行われ、メインキャストの宮野真守、三木眞一郎、吉野裕行、神谷浩史、勝地涼と、水島精二監督が登壇した。
テレビシリーズから2年後の世界を舞台に描かれた本作では、主人公の刹那・F・セイエイ(声:宮野)たちガンダムマイスターが、最後の戦いへと向かう姿が描かれる。
主人公の刹那・F・セイエイを演じた宮野は「やっと僕らのダブルオーの集大成である映画を皆様に見てもらえる日が来ました。ガンダムシリーズの中で、異星体と戦うという、今までにない設定の中で、スケールの大きさ、疾走感、スピード感など、色々なものを感じられる作品になっていると思います。テレビシリーズでキーワードとしてあった“来るべき対話”を迎えた時、人類はどうなるか、という人間ドラマになっていると思うので、心情や気持ちの流れというものを皆様に感じ取っていただければと思います」と作品の見どころを語った。
ティエリア・アーデ役の神谷も「テレビシリーズ全50話を応援してくださった皆様がいてくれたおかげで、今日があるんだと思うと感慨深い気持ちでいっぱいです。間違いありません、皆様の期待を絶対に裏切らない作品になっています!」と意気込み、さらに「『ベーダの一部となり、みんなを見守ることにしよう。来るべき対話の時まで』ティエリアが言っていた“来るべき対話の日”が、今日来ました。今回、劇場版をご覧になって思った感想を、友達どうしで話しあっていただけたら、本当に嬉しいです」と、自身の役のセリフを交えながらコメントし、会場のファンは熱狂の渦に。
また、今回の劇場版に登場する、純粋種のイノベイターで地球連邦軍大尉、デカルト・シャーマンを演じた勝地は、「ガンダムという歴史ある作品に参加できたこと、本当に幸せに思います。最初(出演が)決まった時は、正直プレッシャーでした。声優さんの中に1人、役者が入るというのは『どうなんだろう?』と思いましたし。アフレコ中もどれだけ感情を込めても、棒読みに聞こえてしまったり、息遣いなんかもすごく大変でした」と苦労を明かした。
最後に、宮野は「キャスト発表から数えて4年間、ファーストシーズン、セカンドシーズン、劇場版とあって、今、初めてすべてを通しての最終回を迎えています。ファーストシーズン、セカンドシーズンの最終回の時は、次があるから集中力を切らさずに戦おうという気持ちを持っていましたが、その思いの集大成がこの劇場版です。言葉では言い表されない感慨深いものがあります。皆様も思い残すことなく、しっかりと刹那たちの生き様を見届けてください」と熱く締めくくった。
ガンダムシリーズの完全新作映画としては19年ぶりとなる本作。待ち焦がれていたファンはもちろんのこと、今までガンダムを見たことがないという人もこれを機に、その世界にどっぷりはまってみてはどうだろうか。【MovieWalker】