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2018年を彩った話題の映画が続々!第11回「日本ブルーレイ大賞」部門賞が発表

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2018年を彩った話題の映画が続々!第11回「日本ブルーレイ大賞」部門賞が発表

第11回「日本ブルーレイ大賞」は2月19日(火)にグランプリが発表される
第11回「日本ブルーレイ大賞」は2月19日(火)にグランプリが発表される

第11回「日本ブルーレイ大賞」部門賞受賞作品一覧

クオリティ部門

<高画質賞(ブルーレイ)>『8年越しの花嫁 奇跡の実話

評価ポイント「今までの日本映画では珍しいリッチでヴィヴットな画作り。まさに新タイプの邦画作品だ。カメラのフォーカスが抜群によく、日本的な感性を残しつつ、クリアで透明度が高い映像が得られている。HDRライクなワイドレンジ感も素晴らしい。ハリウッド作品と肩を並べられるほどの高画質が実現されている。邦画ブルーレイ作品もここまでのクオリティが得られたことに感慨を持つ」

<高画質賞(Ultra HD ブルーレイ)>『グレイテスト・ショーマン

評価ポイント「ナチュラルでクリアな画質であり、高解像度感発色の良さ、ダイナミックなレンジ感など、非常に完成度の高い作品だ。グラデーション表現も繊細。今後の4K UltraHDブルーレイ作品の向かうべき方向を示している傑作」

<高音質賞>『リメンバー・ミー

評価ポイント「音楽がテーマの作品であり、高画質な映像と高音質な音声のどちらも緻密で綿密。きわめて高い水準でバランスしている。ダイナミックレンジも広大で、象徴的なギター音をはじめ、楽器の音も質感が良く、聴きどころ満載である。セリフや空間演出音もとても丁寧につくられているのも長所」

カテゴリー部門

<映画賞(洋画)>『ジュラシック・ワールド/炎の王国』

評価ポイント「4K UHDで観るのにうってつけの作品。恐竜や水の質感、砕け散る岩など、CGとロケ撮影の融合がシームレスで、アトラクションムービーの醍醐味を堪能できる。また、大人から子供まで楽しめる作風は、ホームシアター冥利に尽きる一本」

<映画賞(邦画)>『孤狼の血

評価ポイント「『仁義なき戦い』を世に送り出した東映が、ふたたび日本映画界に楔を打ち込んだ本作。特に俳優陣が素晴らしく、滴るその汗、生気を無くしてゆくその瞳、それら細かい描写ひとつひとつが、作品を通して流れる異様ともいえる空気を演出している。本作では特にその質感や熱量が重要な要素となっており、家庭で観る際は、是非ブルーレイでの視聴をおすすめしたい」

<TVドラマ賞>「おっさんずラブ」

評価ポイント「昨年一番の話題作であり、売り上げもダントツ。関連商品も大ヒットで今年は映画化も決定しており、まだまだ話題が尽きないところも興味深く、注目していきたい」

<アニメ賞(洋画)>『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』

評価ポイント「ストップモーションアニメの雄、スタジオライカが古き日本を舞台に描いた渾身の1本。大規模な劇場公開ではなかっただけに未見の方も多いと思うが、“日本”&“物語”自体にこだわったストーリー、灯篭流しに代表される美麗な映像、そして1週間に平均3.31秒分しか進まないという途方に暮れる作業に打ち込むクリエイターたちの情熱を、ぜひブルーレイで堪能してほしい」

<アニメ賞(邦画)> 『名探偵コナン ゼロの執行人』

評価ポイント「今年も大ヒットを飛ばし“安室の女”を増殖させた劇場版。監督やスタッフが『何度でも観てほしい』というのは常套句だが、まさにその言葉通り、BDの繰り返し視聴をおススメしたい。マニアックな内容だけあって、映画館で一度観ただけではわからないこともBDならば何度でも視聴ができて理解が深まる。Blu-ray特典も年々進化を見せており、デジタル絵コンテ集やアートボードなど、子供から大人まで楽しめる所有欲をくすぐる内容だ」

<音楽賞>「namie amuro Final Tour 2018 〜Finally〜」

評価ポイント「アムラーブームなど社会現象を巻き起こした安室奈美恵最後の作品。まさに時代を彩ったオールタイム・ベストのヒット曲の数々を、本人自身『ライブは、私の居場所でした』と語るとおり、最高のパフォーマンスと最高の映像で余すことなく見せてくれる。また、ブルーレイディスクだけでも100万枚近くと、音楽映像作品史上最大規模の売上となった。そのようなセールスの観点からも受賞に最もふさ わしいと言える作品だ」

<ノンジャンル賞>「世界自然遺産 小笠原 〜ボニンブルーの海〜」

評価ポイント「画質に命をかけたビコムでしかできない作品。今後の8Kの使い方を指南している。カメラやレンズへのこだわりが格段の解像感を実現している。HDRをたいへんうまく活用しカラーボリュームの広がりと共に、小笠原の空気感をひじょうにリアルに再現している。また、水の透明感は引きこまれるほど臨場感に溢れている」

文/久保田 和馬

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