パーフェクトボディで『アクアマン』の強きヒロインを演じたアンバー・ハード「出会いは、なにかを学べるチャンス」
また、今後、どういう役柄を演じて見たいか?と尋ねると「『アクアマン』はとても大好きな作品で、想像力をかき立てるし、ビジュアルもすばらしい」としたうえで「でも、私が本当にやってみたい作品は、スーパーヒーローものではなく、実際に生きて、世の中に変革をもたらした女性たちの映画なんです。いままでそういう実在の男性を映画化した作品はたくさん作られてきたけど、女性をクローズアップした作品はまだまだ少なくて。私はいつかそういう作品に出演してみたいの」と答えてくれた。
メラはアクアマンとの出会いにより、人生が変わる。アンバーにとってそういう出会いはあったのか?と聞いてみると「これまで生きてきて、いろんなことがありました」と告白。
「私は転んだり、時には倒れたりしながらも、自力で立ち上がってきたの。いろいろな出会いには、常にいろいろなチャレンジも含まれていた。いまは、出会いはなにかを学べるチャンスだと捉えられるようになった。大変なこともあったけど、自分がいまこうやって自分の力で前進できているから、良かったと思っています」。
いまとなっては、すべての人との出会いを糧として受け止めるキャパシティの広さを手に入れたアンバーは最強だ。その内面からにじみ出る美しさは、逆境により培われたものかもしれない。なにごとにも屈しない勇気も含め、彼女はまさにメラそのものだ。本当に大スクリーンに堪えるスターなので、日本でも本格的ブレイク、間違いナシだと思う。
取材・文/山崎 伸子
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