『万引き家族』が日本アカデミー賞作品賞含め最多8冠!松岡茉優は号泣
第42回日本アカデミー賞授賞式が、3月1日にグランドプリンスホテル新高輪で開催。最多8部門に輝いたのは、是枝裕和監督作『万引き家族』で、作品賞をはじめ、最優秀監督賞、最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞、最優秀脚本賞、最優秀撮影賞、最優秀照明賞、最優秀音楽賞を受賞した。次いで『孤狼の血』が主演男優賞、助演男優賞、最優秀美術賞、最優秀録音賞の4冠を受賞した。
昨年『三度目の殺人』(17)でも監督賞や脚本賞などを受賞した是枝監督は、今年の授賞式でプレゼンターも務めたりと大忙しだったが、今年も『万引き家族』での8冠受賞の喜びをかみしめた。「撮影からちょうど1年、長い旅をこの作品と一緒にしてきましたが、本当にいいラストを迎えることができました。ありがとうございました」。
主演のリリー・フランキーは「この映画は小っちゃく始まって。『カメラを止めるな!』と同じくらいの制作費で始まった映画でしたけれども」と笑いを取り、「知らないうちに祭りが続いていて。1年間、人のお別れもいっぱいあり、辛いこともありましたが、この映画で楽しく過ごせました」と感謝した。
安藤サクラは「すてきな時間をありがとうございます。たった1年とは思えないほどの1年間でした。(城)桧吏、(佐々木)みゆ、やったね!ありがとう」と子役の2人もねぎらった。松岡茉優は「こういう時、たいていものが浮かぶタイプの人間なんですが、本当に浮かばない」と号泣して、声を詰まらせた。
最後に、司会を務めた西田敏行が「日本映画の一員として、この作品がパルムドールを捉えた時、本当に誇りに思いました。すばらしい作品を本当にありがとうございました」と心から称えた。
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