スパイダーマン役のトム・ホランド、ドラッグに溺れる銀行強盗カップルの映画『Cherry』に出演交渉中

映画ニュース

スパイダーマン役のトム・ホランド、ドラッグに溺れる銀行強盗カップルの映画『Cherry』に出演交渉中

スパイダーマン:ホームカミング』(17)の、スパイダーマン役で有名な俳優トム・ホランドが、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18)などでコラボレーションをしたアンソニー&ジョー・ルッソ監督の次回作に出演交渉中だと「The Wrap」を含める複数メディアが報じた。こちらは 『Cherry(原題)』と題された銀行強盗に手を染めるカップルのストーリーで、トムは現在本作の出演交渉の最終段階だそうだ。

本作は、同題で2018年に出版された著者ニコ・ウォーカーの半自伝小説が基になっている。軍医としてイラクへ派遣されたウォーカーは、帰国後PTSDに苦しみ、パートナーのエミリーと共にヘロインなどのドラッグに溺れる。そして徐々に2人は銀行強盗に手を染めていく…という内容。

ウォーカー本人は、4か月間に10件以上の銀行を強盗したのち2011年に逮捕され、懲役11年を科された。トム・ホランドが主人公のウォーカーを演じるかどうかは明らかでは無いが、もしそうなれば戦争の過酷さ、PTSD患者の実情や、ドラッグが及ぼす身体への影響など、俳優としてホランドの様々な側面が見られる役柄になりそうだ。

本作の脚本は、Huluのオリジナルドラマ「THE PATH/ザ・パス」のクリエイターの、ジェシカ・ゴールドバーグが執筆。その後映画化権をルッソ監督の製作スタジオ、AGBOが取得した。順調に進めば、『Cherry』は2019年夏に撮影が行われ、2020年に劇場公開される予定だそうだ。

トム・ホランドは今年、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(4月26日公開)と、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(夏公開)のリリースを控えている。そしてデイジー・リドリーやマッツ・ミケルセンらと共演したダグ・リーマン監督のSF映画『Chaos Walking(原題)』も、日程は確定していないものの公開される予定だ。

LA在住/小池かおる

関連作品

関連記事