『メアリと魔女の花』のスタジオポノックが、オリンピック短編アニメーションの共同製作を発表
一昨年の夏に公開され、観客動員数266万人を記録した『メアリと魔女の花』(17)のスタジオポノックと国際オリンピック委員会(IOC)は、2020に開催される東京オリンピックをつなぐ短編アニメーション映画を共同製作することを発表した。
フランスで本日から開催されているアヌシー国際アニメーション映画祭にてプレミア上映されたスタジオポノック作品『ポノック短編劇場「ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―」』(18)の西村義明プロデューサー、米林宏昌監督、百瀬義行監督、そして山下明彦監督によるティーチイン後に製作が発表された本作。「卓越」「友情」「尊重」といった精神を大切にするオリンピズムをテーマに描かれ、世界中の人々と喜びを分かち合える、力強い芸術財産を築く映画を目指して制作される。西村プロデューサーは本作の制作にあたって「重圧はありますが、オリンピックを楽しみに待つ世界の子どもたちの顔を思い浮かべながら、美しく、楽しく、そして歓びをもって、競争の末にオリンピックが見せてくれる“もうひとつの価値”を真正面から描きたいと思っています」とコメントし、競技だけではないオリンピックの役割をアニメーションで魅せることを約束した。
また、作品完成後は、スイスのローザンヌにあるオリンピック・ミュージアムに収蔵されるほか、来年のアヌシー国際アニメーション映画祭、東京2020オリンピック開催期の上映を検討、今後の各オリンピック開催地においても様々な機会で上映される予定だそう。世界的なスポーツの祭典をさらに盛り上げてくれることは間違いなしだ。
詳しいストーリーなどいまだ明かされていないが、続報に期待がかかる。
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オリンピック文化遺産財団ディレクターのフランシス・ガベと西村プロデューサーのコメントはこちら!
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