宮崎あおい、忽那汐里たちが個性派衣装で舞台挨拶「バラバラで良い感じ」
石川寛監督が『好きだ、』(06)以来7年ぶりに手がけた長編映画『ペタル ダンス』の初日舞台挨拶が4月20日にシネクイントで開催。宮崎あおい、忽那汐里、安藤サクラ、吹石一恵、石川寛監督が個性あふれる衣装で舞台挨拶に登壇。宮崎は「テーマが“女子旅”ということで、こんな衣装にになりました。みんなバラバラで良い感じだなあと」と笑顔を見せた。
劇中でカモメがたくさん登場するが、実はスタッフが飼い慣らしたものだと告白した宮崎。「監督がどうしてもここにカモメが欲しいってことで、スタッフさんが海辺へ通い、エサをあげていたら、本当にカモメが来るようになったんです。でも、当日、監督が『集まりすぎだ!散らせ!』と(笑)」。
安藤も「それを知ったのは本番中です。大爆笑しちゃって」と言うと、忽那も「あまり笑ったらいけない役なのに笑っちゃって」と、撮影を振り返った。石川監督は「さすがに爆笑シーンはカットしました」とのこと。
吹石は、石川監督の長回しについて「あまりにもカットがかからないので、本当は撮ってないのかと思って。不安で不安でしょうがない現場でした」と激白しつつ、本作について「気持ちを伝えることがとても大事だと思えた映画です。劇場を出たらすぐ“いいね!”とかをお願いしたいです」と、本作をアピールした。
『ペタル ダンス』は、大学時代の友人に会うべく、車を走らせる3人の女性が、旅を通して自分を見つめ直していくロードムービーだ。石川監督の透明感あふれる映像美と、宮崎たち実力派女優が織り成すアンサンブル演技が心地良い作品に仕上がった。【取材・文/山崎伸子】
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