『花束みたいな恋をした』が初登場1位!『ヤクザと家族 The Family』も好成績でランクイン
早くも1月最後の集計となった30・31日の週末映画動員ランキング。久しぶりに実写作品が初登場1位を獲得する結果となった。
『花束みたいな恋をした』の「特別なことが起こらない」ラブストーリーに絶賛の声が続々
1位に輝いたのは、菅田将暉&有村架純がW主演を務めた『花束みたいな恋をした』で、土日2日間で動員13万3000人、興収1億9100万円を記録。公開初日からの3日間では、動員18万4000人、興収2億6000万円を超える好スタートを切っている。実写作品が初登場1位になるのは、洋画では2020年9月18日に公開された『TENET テネット』、邦画では同10月2日公開の『浅田家!』以来のことになる。
「東京ラブストーリー」、「カルテット」などこれまでに数多くのヒットドラマを手がけてきた坂元裕二が脚本を務めた、若い男女の等身大のラブストーリーで、20代のカップルや女性グループを中心に集客。SNSには、「特別なことは起こらないなにげない日々こそが、恋愛の醍醐味だと思わせてくれる。その“普通”なことが一番難しいことなんだと気付かされる」や「すごくリアルで、せつなくて、小物や映像の質感とか終始おしゃれでかわいいい映画でした」、「坂元裕二さんならではのクスッと微笑ましい会話の中に意味を感じるすてきなやり取り、なにげない日常の描き方がとても好きでした」といった、鑑賞したユーザーからの絶賛の声が相次いでいる。
このほか新作では、『新聞記者』(19)の藤井道人監督が脚本も担当し、綾野剛と舘ひろしの初共演で変わりゆく時代の中で淘汰されていく“ヤクザ”の生き様を描いた『ヤクザと家族 The Family』が5位に。2012年「小説すばる新人賞」を受賞した行成薫による同名小説を、岩田剛典と新田真剣佑の初共演で映画化した『名も無き世界のエンドロール』が6位に入っている。
『鬼滅の刃』&『銀魂』など人気作も好調をキープ
一方の既存作品では、公開から16週目を迎えた『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が首位の座は明け渡したものの、動員10万5000人、興収1億6900万円をあげて2位にランクイン。累計では動員2688万人、興収368億円を突破している。続く3位には、累計で興収12億円を突破した『銀魂 THE FINAL』、4位は累計興収17億円超えの『映画 えんとつ町のプペル』となっている。
今週末の公開作品では、『犬鳴村』(20)に続いて清水崇監督がメガホンをとり、“富士の樹海”を舞台に新たな恐怖の物語を紡ぐ『樹海村』、土屋太鳳の主演で平凡なヒロインが凶悪事件を起こすまでを描く『哀愁しんでれら』といったタイトルが控えている。ここからさらに動員ランキングに変動があるのか、要注目だ!
文/サンクレイオ翼
1位 花束みたいな恋をした
2位 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
3位 銀魂 THE FINAL
4位 映画 えんとつ町のプペル
5位 ヤクザと家族 The Family
6位 名も無き世界のエンドロール
7位 劇場版ポケットモンスター ココ
8位 約束のネバーランド
9位 さんかく窓の外側は夜
10位 新解釈・三國志
※興行通信社調べ