浜辺美波「『賭ケグルイ』に携わる全員が大好き」!シリーズへの想いや勝負飯まで読者の質問に次々回答
「美波ちゃん、本当にいつも私の生きる糧になってくれてありがとうございます!大好きです!美波ちゃんが私の生きる糧になってくれているように、美波ちゃんの明日を生きる力になっているものや人はいますか?」(10代・女性)
「これも、すごく素敵な質問ですね。ありがとうございます。そうですね、お仕事を頑張ろう!という気持ちになるのは、ドラマや映画を観て『ああ、この作品、すてきだな、私もこういう作品と出会いたいな、作りたいな』と思うときなので、それが糧かもしれないです。最近のそういう作品は、お家で観た『クワイエット・プレイス』です。こういう面白い作品作りをしたいなと、ただただ思いました。あとは食べるのが好きなので、美味しいものをちょっとずつ食べながら1個1個楽しみを見つけています」
「自分はこれから何十後かにどんな俳優になっていると思いますか? どんな俳優になりたいですか?」(10代・男性)
「いろいろな面を充実させて、より深い愛情を知っている俳優になっていたいです。母親だったり、飼っているペットに対する愛情が分かるような役だったり…そういう愛情を知ると、人の気持ちにも寄り添えて、誰かが悲しんでいるときもより深く悲しめると思うんです。そうやって、ちゃんと寄り添えて、悲しみなどもくみ取れるような女優さんになりたいと思います」
「仕事のモチベーションはどのように保っていますか?」(20代・女性)
「自分のピークはまだまだこれからだという意識で過ごしています。もっともっといろいろな景色を見たり、素敵な作品に携って、感じたことのない感謝の気持ちだったり、達成感を感じたいなと思います。そうやって、上を見て憧れながら、日々進んでいるなと思います。いまの夢は、人の心に残る、心の奥にまで届く作品と出会うことです。ただ、達成できた時にその先が見えなくなるといけないので、あまり目標を決めずに、次の日にベストを尽くすことだけに集中しています」
「夢子の親友である鈴井くんこと高杉真宙さんとの相性は、今回の映画でもバッチリだったでしょうか? また、浜辺さんから見て今回の鈴井くんはどうでしたか?」(10代・女性)
「今回の鈴井くんと夢子の掛け合いは、過去最高だったと思います。やはり3作一緒にやってきた信頼関係があるので。でも、この2人がこんなに友情を育んで、いいタッグを組むなんて最初のころは考えられなかったので、今回は夢子としても新しい感情になったシーンがあるなと思いました。私も演じながら、すごくジーンときました」
「今回の映画で、視鬼神真玄を演じた藤井流星さんとの撮影中の裏話があったら教えてください」(20代・女性)
「そうですね。視鬼神とはギャンブルのシーンばっかりだったのですが、すごく新しいキャラクターでしたし、性悪な手を使って大切な仲間たちを苦しめてきた最悪な存在だったので、もう容赦なくぶちのめしてやるぞ!という気持ちが夢子にはありました(笑)。そこは本当に、私も新しい闘争心を掻き立てられました。でも、藤井さんご本人はお兄さんみたいな方だったので、お話もしやすかったですし、『賭ケグルイ』を観ていてくださっていたからか、ビジュアルもお芝居も本当にイメージにピッタリで素敵でした。でも、あの不気味な動きですから、一緒に卓を囲んでいるとノイローゼになりそうで。夢子としてもただただフラストレーションが溜まりました(笑)」
「今度の映画でほかの『賭ケグルイ』シリーズと違うところがあったら教えてください(ネタバレにならない程度でお知らせください)。韓国の浜辺さんの一ファンが翻訳機を熱心に使って質問してみました。浜辺さんのおかげで日常が幸せです。いつもありがとうございます。これからもファイト!」(10代・男性)
「原作がある作品ではあるのですが、私たちはいい意味で原作に縛られない映画作りをしていて。しかも今回はオリジナルストーリーでもありますし、キャラクターの新しい一面を広げているという感覚がすごくあるので、実写版の『賭ケグルイ』ならではの魅力、世界感、迫力がさらにパワーアップしていると思います。それに、私が演じている(蛇喰)夢子も回を重ねるごとに人間らしくなってきているような気がするんですよね。ずっと一匹狼でまったく笑顔が見えなかった彼女が、今回は友だちを守るためのギャンブルにも手を出すので、そこではさらに強くなった夢子を見られると思います。
「自分で見どころだと思うシーンはどこですか!」(10代・男性)
「今回、会長と一緒に卓を囲んだときは、ついにこのシーンが撮影できたんだという喜びがあって。少し鳥肌が立つ感覚もありました。その会長や視鬼神とロシアンルーレットをやるクライマックスが本作最大の見どころだと思います。これまでもお金や自分の命など、ギャンブルに賭けてきたものはたくさんありました。でも、今回は、自分の命に加えて人質の命も賭けています。賭けるものを最大限に賭けるだけではなく、守るものが自分だけじゃない。3作続けてきた友情と関係性が出た渾身のギャンブルになっていると思うので、そこを楽しんで欲しいです」
取材・文/イソガイマサト