IMAXが「ジュラシック・ワールド」に支配される!シリーズ完結編が“IMAX推し”な理由
圧巻のクライマックスまでノンストップ!巨大スクリーンから目が離せない
「ジュラシック・ワールド」シリーズは前2作もIMAXで上映され、連日映画館はその臨場感を体験しようと大賑わいを見せていた。1作目ではついにオープンしたパークの全景や、プテラノドンの襲撃にモササウルスの迫力。2作目では火山噴火の衝撃に大雨のなかで繰り広げられたインドラプトルとの死闘。IMAXで観るにふさわしいシーンの連続に、通常のスクリーンでの上映とIMAX上映を観比べるリピーターも数多く見受けられた。
今回の『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』でも、IMAXで観たら生涯忘れられないような緊張感あふれるシーンが盛りだくさん。まずはメイジーを探しに恐竜の闇取引が行われている地中海のマルタ島にたどり着いたオーウェンとクレアを襲うアトロキラプトルの俊敏さ。4頭の群れで行動し、命令を受ければスピードを上げて一心不乱に対象を攻撃する。シリーズ1作目を彷彿とさせるオーウェンのバイクアクションと共に、その恐ろしさを存分に味わってほしい。
続いては、ケイラの操縦する輸送機でドロミーティ山脈の恐竜保護区へ向かうオーウェンたちを待ち受ける恐竜たち。輸送機に真正面から突っ込んでくる翼竜ケツァルコアトルスに、草木が鬱蒼と生い茂った森に不時着したクレアに近付くテリジノサウルスの長い爪。そしてオーウェンとケイラの前には、どんな場所でも標的をとらえるピロラプトルが迫る。逃げ場のない氷上で絶対絶命に追い詰められた彼らは、どのようにして危機から脱するのか。巨大スクリーンに目が釘付けとなるほどの緊張感が待っているはずだ。
そして「ジュラシック・パーク」のレジェンド博士たちと、「ジュラシック・ワールド」のキャストがついに合流を果たしたところへ現れる最大の脅威…。そこからいよいよ29年続いた「ジュラシック」の歴史に終止符を打つクライマックスが始まっていく。
本作の監督であり、数多くのスタッフ・キャストをまとめ上げ「ジュラシック・ワールド」シリーズを率いてきたコリン・トレボロウ監督は、コメント動画のなかで本作のIMAX体験を「非常に没入感があり興奮します」と絶賛。「観客の皆さんが期待している通り、世界中に放たれた恐竜たちを壮大なスケールでお見せする本作を、IMAXで鑑賞することを強く勧めます!」と、仕上がりに大きな自信を覗かせた。
最初から最後まで147分間、ノンストップで怒涛の展開が待ち受ける完結編にして集大成。IMAXでその興奮とスリルを隅から隅まで味わい尽くしてほしい!
文/久保田 和馬