コラム 2022/9/1 17:00

IMAXで、ブラピ×伊坂ワールドに乗り込め！特濃エンタメ『ブレット・トレイン』に没入する“IMAX推し”

ブラッド・ピットに真田広之、豪華スターたちが大暴れ！まさかのアノ人も登場

超高速列車の車内に集った、一癖も二癖もある殺し屋たち。彼らが列車内で繰り広げる予測不可能な行動はもちろん、それぞれの内側に秘められた思惑や過去などが丁寧に語られていくため、一本の映画とは思えないほどの情報量が猛スピードで押し寄せてくるのが本作の特徴だ。

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言わずもがなハリウッドを代表する俳優であり、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)でオスカー俳優の仲間入りを果たしたピットは、久々に体を張ったアクションシーンに挑戦。不運続きでどこかパッとしない殺し屋として見せる戯けた表情から、高い身体能力を駆使したバトルの数々。クールでカッコよく、それでいてチャーミング。長きにわたり観客を魅了してきたスーパースターの魅力が、ここぞとばかりに詰め込まれている。

実はメガホンをとったデヴィッド・リーチ監督は、かつてはスタントマンとして活動しており、『ファイト・クラブ』(99)や『Mr.＆Mrs.スミス』(05)などでピットのスタントを担当してきた人物。20年以上培われてきた2人の信頼関係が、作品の世界観に大きく寄与している。ピットは以前リーチ監督が手掛けた『デッドプール2』(18)にカメオ出演していたが、この“カメオ出演”こそ本作を徹底的に楽しむキーワードの一つ。

例えばレディバグに指令を出すマリア役を演じたサンドラ・ブロック。本作にブロックが出演したことのお礼に、ピットはブロックの主演作『ザ・ロストシティ』(22)にカメオ出演しており、そんなスター俳優同士の友情エピソードを知っていると2人の共演シーンがより一層輝いて見える。さらに劇中には、列車内の乗客としてピットやブロックと縁の深いあの人気俳優が登場。またレディバグの同僚の殺し屋の一人としては、まさかのアノ人がさりげなく登場するので、一瞬たりとも目を離さないでほしい。

そしてもちろん忘れてはならないのは、列車内で大暴れする殺し屋たち。悪魔のような性格の女学生プリンスを演じるジョーイ・キングの愛らしさに、“双子の殺し屋”タンジェリン＆レモンを演じるアーロン・テイラー＝ジョンソンとブライアン・タイリー・ヘンリーの絆の深さ。そして剣の達人エルダーを演じる真田広之の勇ましさ。