IMAXで、ブラピ×伊坂ワールドに乗り込め!特濃エンタメ『ブレット・トレイン』に没入する“IMAX推し”

コラム

IMAXで、ブラピ×伊坂ワールドに乗り込め!特濃エンタメ『ブレット・トレイン』に没入する“IMAX推し”

ハリウッド映画の魅力が“乗車率200%”!ノンストップアクションに息を呑む

これまで『デッドプール2』や『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(19)など、様々なタイプのアクション映画を手掛けてきたリーチ監督をもってしても、列車という閉塞的で特殊な空間でいかに魅力的なアクションを作りだすかというのは大きな課題だったという。

東京から京都まで、怒涛のアクションが止まらない!
東京から京都まで、怒涛のアクションが止まらない!

上下左右のスペースが限られ、前後に長い構造。古くから多くのアクション映画の舞台として選ばれることも多く、近年でも『新感染 ファイナル・エクスプレス』(18)や『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(20)など、製作国もジャンルも問わずに様々な形で描かれてきた“列車アクション”では、ほかの場所でのアクションとは異なるコンパクトな動きが要求される。それでもリーチ監督は「問題に直面した時や挑戦する時、コレオグラフィ(アクションの振付)はより楽しく充実し、クリエイティブになる」と語り、従来の常識を打ち破る自由な発想で本作ならではのアクションを築きあげた。


スタントマン出身監督が仕掛ける自由なアクションは手に汗にぎる
スタントマン出身監督が仕掛ける自由なアクションは手に汗にぎる

例えば、序盤に繰り広げられるレディバグとメキシコNo. 1の殺し屋“ウルフ”とのアクションシーンは、まさに“列車アクション”の醍醐味が詰まっている名場面。一つの車両をフルに使い、激しい肉弾戦を繰り広げていくレディバグとウルフ。手近にあるものを武器として有効活用しながら、乗務員がやってきたら示し合わせたように戦いをストップ。コミカルさとスリリングさを兼ね備えた一連のコレオグラフィは痛快そのもの。

剣の達人エルダーを演じる真田広之も迫力満点!
剣の達人エルダーを演じる真田広之も迫力満点!

このシーン以降も、劇中では銃や刀、爆弾といったお馴染みの武器はもちろん、噛まれたら死ぬという猛毒のヘビ、さらには身近なペットボトル(!)までもが大胆に活用されていく。また、途中の駅で列車がストップしても、ホッとひと息つく間もなく危機が待ち受けており、スリリングな展開は停車中も加速を続ける。

超高速で移動する列車の屋根でも度肝を抜かすようなアクションが繰り広げられた末、クライマックスには、ついに列車そのものが巨大な武器と化してしまう…。ハリウッド映画の底力を見せつけるかのようなノンストップアクションに、アドレナリンは放出しっぱなしだ。

大画面だからこそ実現できる圧倒的な迫力と、高精細な音響によって銃撃音や爆発音、拳がぶつかり合う些細な音が体の芯まで伝わってくるIMAXの上映環境が、アクション映画を観るうえで最適な環境であることは改めて説明するまでもないだろう。しかもそれが、スタントマン出身でアクションを誰よりも知り尽くした監督が作りあげた、これまでにないタイプの“列車アクション”ともなればなおさらだ。

列車内のパースの特性を活かした奥行きを感じられる映像表現と、列車のスピードを感じさせる音響のマジックは、IMAXで味わうとさらに没入感を増幅させ、スリルを加速させていくことまちがいなし。ハリウッド映画の楽しみをぎゅうぎゅうに押し込めた“弾丸列車”に乗り遅れるな!

『ブレット・トレイン』は公開中!
『ブレット・トレイン』は公開中!

文/久保田 和馬


IMAXスペシャルサイト「IMAXで観る映画は最高だ!」【PR】

関連作品