第35回東京国際映画祭レッドカーペットに二宮和也ら豪華スターが集結!戸田恵梨香は超ロングドレスで圧倒的存在感を発揮
フェスティバル・アンバサダーを2年連続で務める橋本愛は、襟元やスカートをレースで飾ったクラシカルながら個性的なドレスで大きな笑顔。コンペティション部門の審査委員長のジュリー・テイモアは、「コンニチハ」と日本語で挨拶。「世界はいま分断されている状況にあります。そのなかでお互いの異文化を称え、想像力を発揮しながら、その作品を堪能して楽しんでいけることはすばらしいことだと思っています。映画は、まさしく地上に降りた天使のような役割を担ってくれる。映画は私たちの人生を豊かにしてくれる」と映画の力について、力強くコメントしていた。
ゴージャスな面々が続々と現れたイベントの締めくくりに登場したのは、オープニング作品となる『ラーゲリより愛を込めて』に主演する二宮和也。第二次世界大戦終了後、シベリアの強制収容所(ラーゲリ)にて不当に抑留され捕虜となりながらも、生きることへの希望を捨てなかった山本幡男の壮絶な半生を描く本作。瀬々敬久監督とステージにあがった二宮は、「我々の『ラーゲリより愛を込めて』をオープニング作品に選んでいただきまして、ありがとうございます。光栄に思っています」と感謝しきり。「僕らも映画人の一人として、東京国際映画祭が始まるのを楽しみにしていました。いろいろな作品があると思いますので、いろいろな出会いを楽しんでいただければ」と期待を込めていた。
世界中から様々なジャンルの良質な作品がラインナップし、海外からのゲストの来日も華を添える今年の東京国際映画祭。各国の映画人の思いに直接触れられる貴重な機会でもあるので、ぜひ足を運んでみてはいかがだろう。第35回東京国際映画祭は、10月24日(月)~11月2日(水)まで有楽町、日比谷、銀座エリアを中心に開催。
取材・文/成田おり枝