浅野いにお原作『零落』が映画化!竹中直人監督、主演の斎藤工らのコメントが到着

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浅野いにお原作『零落』が映画化!竹中直人監督、主演の斎藤工らのコメントが到着

「ソラニン」から約11年後に連載され、漫画家としての“業”を描いた浅野いにおのコミック「零落」が竹中直人監督、斎藤工主演で映画化されることが決定。2023年3月17日(金)より公開される本作より、このたびキャスト、監督からのコメントが到着した。さらに、映画化を記念して浅野いにお描き下ろしイラストも解禁となった。

浅野いにおのコミックを竹中直人監督、斎藤工 × 趣里× MEGUMI で映画化!
浅野いにおのコミックを竹中直人監督、斎藤工 × 趣里× MEGUMI で映画化![c]2023 浅野いにお・小学館/「零落」製作委員会

2010年に宮崎あおい主演、三木孝浩監督により映画化されヒットを記録した『ソラニン』、2021年に映画化された『うみべの女の子』などで知られる浅野いにお作品を映画化する本作。原作「零落」は、空虚感という極限状態を経験して明らかになる人気漫画家の本当の姿、漂流する“表現者”の魂の喪失と覚醒を描く物語となっている。俳優、歌手として活動しながら、映画監督もこなすなどマルチに才能を発揮する竹中がメガホンをとり、落ちこぼれ漫画家となった主人公の深澤薫役を斎藤が務める。また、物語の鍵を握るつかみどころのないミステリアスな風俗嬢、ちふゆを趣里、夫の深澤薫と衝突を繰り返しながらも、漫画家としての彼の才能を信を信じる漫画編集者の町田のぞみをMEGUMIが演じる。

今回解禁となったコメントで、斎藤は「私の中で『零落』は浅野作品の中でも特別な位置付けにある作品。浅野いにおさん自身の根幹部分に最も近付けた様な気がするからだと思います」と原作に関してコメントしている。また、趣里は「ちふゆはいまどこでなにをしているのか、撮影が終わったいまでも想像してしまうほど、濃密で、素敵な時間でした」と本作の撮影に関してコメントした。また、プロデューサーも兼任するMEGUMIは「若い時に描いた自分とは明らかな違い。少しづつ堕ちていく感覚。複雑すぎる日々。大人の思春期に真っ直ぐ向き合った今作が、観た方の日々をそっと照らしますように」と、竹中監督は「最後のページを閉じた時、『…映画にしたい…!“零落”を絶対に映画にしたい!』と心が叫んでいた。浅野いにおが描いた“零落”を絶対に映画にする!それだけの思いでぼくは一気に走り出した!うおー!!!」とそれぞれ本作への思いを語った。

また、今回、原作者である浅野いにおによる“ちふゆ”が描かれた描き下ろしイラスト「歓楽街に佇む、ちふゆ」も解禁に。主人公が無性に惹かれてゆく、ミステリアスな風俗嬢、ちふゆが描かれている。

竹中監督と斉藤ら豪華キャスト陣は「零落」をどのように映画にしているのだろうか?本作の公開を楽しみに待ちたい。

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