ルーカスフィルムが総力を結集!壮大な冒険の幕が開く「ウィロー」第1話&第2話をレビュー - 2ページ目|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
ルーカスフィルムが総力を結集!壮大な冒険の幕が開く「ウィロー」第1話&第2話をレビュー

コラム

ルーカスフィルムが総力を結集!壮大な冒険の幕が開く「ウィロー」第1話&第2話をレビュー

第1話は“旅の始まり”。その世界観の美しさに魅了される!

“しるし”を持つ赤ん坊とはなにか。この一点だけを理解しておけば「ウィロー」の世界へとすんなりと入ることができるだろう。もちろん第1話の冒頭で、前作の映像を織り交ぜながら説明をしてくれるのでご安心を。この語り手が、34年ぶりにヒロインのソーシャ役を再演したジョアンヌ・ウォーリーというのもアツい仕掛けだ。

物語の舞台は前作から20年後の世界。王国に再び邪悪な脅威が迫る…
物語の舞台は前作から20年後の世界。王国に再び邪悪な脅威が迫る…[c] 2022 & TM Lucasfilm Ltd.

第1話「魔風」で描かれるのは、これから始まる壮大な冒険の序章。主要な登場人物たちの関係にフォーカスを当てながら、若き冒険者たちがいかにして冒険へと繰りだし、そしてウィローと出会うのか。ティル・アスリーン王国の女王となったソーシャは、娘のキット(ルビー・クルス)をガラドーン王国のグレイドン王子(トニー・レヴォロリ)と政略結婚させようとするのだが、その宴の夜に闇の勢力が襲い掛かり、キットの双子の兄であるエリク王子(デンプシー・ブリク)が連れ去られてしまう。

連れ去られた王子を救うため、若き冒険者たちは険しい旅へと出発する
連れ去られた王子を救うため、若き冒険者たちは険しい旅へと出発する[c] 2022 & TM Lucasfilm Ltd.

拾った赤ん坊を“返しにいく”冒険だった前作から、今作では“取り返しにいく”冒険へとシフトする。結婚どころではないと、兄を救うために立ち上がる勇敢なキットに、彼女のソウルメイトであるジェイド(エリン・ケリーマン)、腕っ節の立つ囚人のボーマン(アマール・チャーダ=パテル)、そしてグレイドンも同行し、ソーシャに警告を送り続けていたウィローのもとへと向かう。そこへエリクと恋仲である城のキッチンメイドのダヴ(エリー・バンバー)が加わり、個性豊かな“旅の仲間”が確立されるといった流れだ。


王国を覆う幻想的な結界に目を奪われる
王国を覆う幻想的な結界に目を奪われる[c] 2022 & TM Lucasfilm Ltd.

序盤から闇の勢力との息詰まる戦闘シーンで引き込まれたかと思えば、旅へ出発した途端に画面いっぱいに広がる雄大なロケーションの美しさに息を呑む。とりわけ目を見張るのは、“しるし”を持つ赤ん坊を守るために張られた結界を描くVFXの美しさである。幻想的な光の壁の向こうに停まった蝶に手を伸ばしたダヴ。ゆっくりと掻き分け向こう側へと出る時に吹きつける風と、その先に待ち受けている濃霧の世界…。王国全体を覆う結界のヴィジュアルがルーカスフィルムならではの映像表現で描かれ、物語をより一層ファンタジックなものへ昇華させている。

第1話のラストで、ついにウィローが登場!
第1話のラストで、ついにウィローが登場![c] 2022 & TM Lucasfilm Ltd.

34年の歳月を経て目覚ましいほどに進化を遂げた映像技術によってこの世界観に魅了されたところで、満を持して登場するウィロー。そして明かされる“しるし”を持つ赤ん坊の正体…。先が気になって仕方がなくなる展開には、第1話と第2話が同時配信で本当に良かったと胸を撫で下ろした。


ジョージ・ルーカスが生みだした、“冒険ファンタジーの原点”を徹底ガイド!「ウィロー」特集【PR】

関連作品