2023年東宝ラインナップを総まとめ!宮崎駿監督作に『ゴジラ』最新作まで全25作品
『名探偵コナン 黒鉄の魚影』(2023年4月14日公開)
青山剛昌によるコミックスが既刊102巻に到達し、テレビアニメも放送1000回を突破した「名探偵コナン」シリーズの、劇場版第26弾。東京、八丈島近海を舞台に、コナンたちが事件に立ち向かう。本作でポイントとなるのは、コナン&灰原哀と因縁の関係である“黒ずくめの組織”。ポスターに描かれた「死ぬな、灰原―」というキャッチコピーと共に、水に沈みゆく灰原に手を伸ばすコナンの姿から、灰原に命の危機が迫ることが予感される。先駆けて、1月6日(金)からはテレビシリーズ「漆黒の特急(ミステリートレイン)」を軸に、灰原の過去話と新規映像で再編した特別編集版『名探偵コナン 灰原哀物語~黒鉄のミステリートレイン~』が公開となる。
『劇場版 TOKYO MER~走る緊急救命室~』(2023年4月28日公開)
2021年7月期にTBS日曜劇場枠で放送された人気医療ドラマの劇場版。都知事の命で新設された救急救命のプロフェッショナルチーム「MER」が、横浜で起きた前代未聞の緊急事態に立ち向かう。ドラマに引き続き主人公の喜多見役を鈴木亮平が演じるほか、賀来賢人、中条あやみ、要潤、小手伸也、佐野勇斗、フォンチー、菜々緒、仲里依紗、石田ゆり子らが続投。また、杏とSixTONESのジェシーが新たに参加する。
『最後まで行く』(2023年5月19日)
イ・ソンギュンが主演を務め韓国で大ヒットしたクライムサスペンスを、『新聞記者』(20)や『余命10年』(22)の藤井道人監督の手によってリメイク。陰謀に巻きこまれていく刑事と、それを追う謎の監察官が織りなす96時間=4日間の物語が、圧倒的な緊張感とスピード感と共に描かれる。主演の刑事である工藤役を岡田准一、工藤と対決するエリート監察官の矢崎役を綾野剛が演じる。
『怪物』(2023年6月2日公開)
『万引き家族』(18)や『ベイビー・ブローカー』(22)の是枝裕和監督と、『花束みたいな恋をした』(21)などで知られる脚本家の坂元裕二が初タッグを組んだオリジナル映画。全貌はいまだ謎に包まれているが、是枝監督は「基本的には自分の映画は自分で脚本を書いて来ましたが、誰か脚本家と組むなら誰が?という質問には必ず『坂元裕二!』と即答してきました」とコメント。坂元も「是枝さんは学年もクラスも違っていて話したこともないけど、時々廊下で目が合ったり、持ってるものを見て真似して手に入れたくなる、憧れの存在のような人でした」と語るなど、お互いへのリスペクトを明らかにしている。
『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』(2023年6月16日公開)
2014年1月より4シーズンにわたりテレビ朝日系列で放送されたドラマ「緊急取調室」の劇場版。本作がシリーズ完結となる。可視化された特別取調室で厄介な被疑者と対峙する、捜査一課の取調べ専門チーム「緊急事案対応取調班=通称・キントリ」。天海祐希演じる叩き上げの刑事の真壁有希子と、クセ者揃いのベテラン取調官たちが、取調室を舞台に一筋縄ではいかない犯人との“言葉の銃撃戦”を繰り広げ、事件の裏に隠された真実を暴いていく。
『君たちはどう生きるか』(2023年7月14日公開)
スタジオジブリ製作、宮崎駿監督の『風立ちぬ』(13)から10年ぶりとなる最新作。吉野源三郎の同名小説に感動した宮崎監督が、インスパイアされて新たなオリジナルストーリーを生みだした。ラインナップ発表会見では、東宝の取締役・専務執行役員の市川南が「若々しいファンタジー作品になるのではという予感があります」とコメント。「夏休みに公開するというのは、期待の表れ」と意気込んだ。
『キングダム3(仮)』(2023年夏公開)
中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年、信(山崎賢人)と、中華統一を目指す若き王でのちの秦の始皇帝、嬴政(えいせい・吉沢亮)らの挑戦と冒険を壮大なスケールで描き、累計発行部数9000万部を超える原泰久の大ヒット漫画を実写映画化した第3弾。信の初陣を描いた『キングダム2 遥かなる大地へ』(22)のその後が明らかとなる。
『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~』(2023年夏公開)
1990年の漫画連載開始から、1992年のテレビアニメ放送のスタートを経て国民的コンテンツとなった「クレヨンしんちゃん」シリーズ史上初の3DCGアニメーション。『モテキ』(11)や『バクマン。』(15)の大根仁が、初のアニメーション監督および脚本を担当。『シン・ゴジラ』(16)や「STAND BY MEドラえもん」シリーズを手がけた白組が3DCGアニメーションを手がける。