最強のライバルは誰だ!アポロ、ドラゴ親子…ロッキー&アドニスが闘ってきた8人の“強敵”
シルヴェスター・スタローンが生み出した伝説のボクシング映画シリーズ「ロッキー」。その魂を引き継ぎ、2015年にはじまった「クリード」シリーズの最新作となる『クリード 過去の逆襲』が5月26日(金)に日本公開を迎える。世界チャンピオンとなったアドニス・クリード(マイケル・B・ジョーダン)の前に立ちはだかるのは、彼の封印してきた“過去”だ。
このたびMOVIE WALKER PRESSでは、ロッキー&アドニスの歴代対戦相手を総まとめした『クリード 過去の逆襲』の特別映像を独自に入手。本稿では、これまでのシリーズ作を、対戦してきた8人の“強敵”を中心にプレイバックしていこう。
『ロッキー』『ロッキー2』アポロ・クリード
場末のリングに立つ賞金稼ぎボクサーの“イタリアの種馬”ことロッキー・バルボア(スタローン)が、ある日ヘビー級王者のアポロ・クリード(カール・ウェザース)のタイトルマッチの相手に指名される。そして自分がただのゴロツキでないことを証明するためにロッキーは、厳しい練習を重ねリングに向かう。アカデミー賞作品賞に輝いた名作『ロッキー』(76)から、この“アメリカンドリーム”の金字塔はスタートした。
続く『ロッキー2』(79)では、前作で判定勝ちをしたアポロが、真の実力の違いを世間に証明するためロッキーとの再戦を申し込んでくる。しかし前回の試合で致命傷を負ったロッキーはエイドリアン(タリア・シャイア)との結婚を機に、第二の人生を歩み始めていた。現役復帰を反対するエイドリアンを押し退け、トレーニングを開始するロッキー。家族を背負うロッキーと、王者としての名誉を背負うアポロ。2人は前作以上の激しいファイトを展開していく。
『ロッキー3』クラバー・ラング
アポロに勝利してヘビー級王者となったロッキーは、幾度もベルトの防衛に成功。プロレスの王者サンダーリップス(ハルク・ホーガン)とも試合を行うなど人気を獲得する一方で、かつてのような闘争心を失っていた。そんななか現れたのは、獣のように血気盛んな若きボクサーのクラバー・ラング(ミスター・T)。ラングの圧倒的なパワーでリングに沈んでしまうロッキーは、戦友のミッキー(バージェス・メレディス)の病死も重なり失意のどん底におり、とうとう引退を決意する。
ところがそんなロッキーに手を差し伸べたのは、かつての宿敵アポロだった。アポロはロッキーをロサンゼルスへ招き、“野獣の目”を呼び戻すべく厳しいトレーニングを共にする。そしてアポロがセコンドを務め、ロッキーはラングへの雪辱戦に挑んでいく。前2作でライバルだったロッキーとアポロの友情の物語が、この『ロッキー3』から本格的にスタート。それが後々、アポロの息子アドニスを主人公にした「クリード」シリーズを生むことになる。