70歳のリーアム・ニーソンは“アルツハイマーの殺し屋”をどう演じた?『MEMORY メモリー』インタビュー映像が解禁

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70歳のリーアム・ニーソンは“アルツハイマーの殺し屋”をどう演じた?『MEMORY メモリー』インタビュー映像が解禁

「96時間」シリーズ以降、アクションスターとして磐石の地位を築き上げてきたリーアム・ニーソンが、『007/ゴールデンアイ』(96)や『007 カジノ・ロワイヤル』(06)のマーティン・キャンベル監督と初タッグを組んだ『MEMORY メモリー』(5月12日公開)。このたび本作から、ニーソンのインタビュー映像が解禁された。

2003年に映画化もされたベルギーのクライムノベルを再映画化した本作。完璧な殺し屋として裏社会でその名を馳せてきたアレックス(ニーソン)は、アルツハイマーを発症し任務の詳細を覚えられなくなってしまったことから引退を決意。しかし最後と決めた仕事のターゲットが少女であることを知ったアレックスは、怒りに震えて契約を破棄。子どもを守るという唯一の信念を貫こうとするアレックスは、独自の捜査の末に巨大な人身売買組織の存在を突き止めることに。

このたび解禁されたインタビュー映像のなかでニーソンは、本作に興味を持った理由やアルツハイマーを患う役を演じるにあたっての役作りの裏側、共演者の印象などを語っていく。「この病気を患っている人は徐々に夫や妻のことすらわからなくなってしまう。胸が痛くなるほど悲しいけど勉強になりました」としながらも、初タッグのキャンベル監督と話し合いを重ねながら役を作っていったことを明かすニーソンは「毎日撮影が楽しみでした」「マーティンを知った時から一緒に仕事がしたいと思っていました」と撮影現場でキャンベル監督に全幅の信頼を寄せていたことを告白。さらにキャンベル監督の過去作について熱弁する一幕も。

【写真を見る】アクション映画の巨匠と初タッグを組んだリーアム・ニーソン。彼が次に演じたい役柄は?
【写真を見る】アクション映画の巨匠と初タッグを組んだリーアム・ニーソン。彼が次に演じたい役柄は?[c]2021, BBP Memory, LLC. All rights reserved.


さらにニーソンは本作の見どころについて「とにかくテンポのよい、とても良いアクション映画です。登場人物もしっかりしています」とアピール。映像の最後には、今後演じてみたい役を訊かれ、イメージを180度覆すような意外なオファーがあることも明かしている。70歳を迎えてもなお、衰え知らずのパワフルなアクションをスクリーンで見せてくれるニーソン。まずはその新たな勇姿を、是非とも劇場で目撃してほしい。

文/久保田 和馬

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