公式Twitterでは、謎のカウントダウンが…「平成ゴジラ」まで14作品をプレイバック!

コラム

公式Twitterでは、謎のカウントダウンが…「平成ゴジラ」まで14作品をプレイバック!

“人類の敵"としてリブートされた「平成ゴジラシリーズ」

●第22作『ゴジラVSデストロイア』(95)

平成VSシリーズ完結編は、ゴジラの原点に立ち還る一作に
平成VSシリーズ完結編は、ゴジラの原点に立ち還る一作に

「ゴジラ死す」というキャッチコピーと共に、すべての始まりであるオキシジェン・デストロイヤーによって復活した生命体がデストロイアとなってゴジラの前に現れる、「平成ゴジラシリーズ」の完結編。核エネルギーの暴走でメルトダウン寸前となったゴジラと、段階的に進化を遂げていくデストロイア。臨海副都心で展開する両者の最終決戦は必見。製作の田中友幸や音楽の伊福部昭にとって、最後の「ゴジラ」作品となった。

●第21作『ゴジラVSスペースゴジラ』(94)

凶悪な宇宙怪獣が襲来!『ゴジラVSスペースゴジラ』
凶悪な宇宙怪獣が襲来!『ゴジラVSスペースゴジラ』

宇宙の彼方からスペースゴジラが地球に襲来。バース島でスペースゴジラに圧倒されたゴジラは、日本各地を破壊して回るスペースゴジラに福岡でリベンジ。ゴジラと共に地球の危機に立ち向かうのは、対ゴジラ用に開発された新兵器“MOGERA”。『地球防衛軍』(57)に登場したモゲラが、進化を遂げて47年ぶりにスクリーンへカムバックを果たした。

●第20作『ゴジラVSメカゴジラ』(93)

40周年記念作品として作られた『ゴジラVSメカゴジラ』
40周年記念作品として作られた『ゴジラVSメカゴジラ』

シリーズ誕生40年記念作品は、18年ぶりのメカゴジラとの対決。『ゴジラVSキングギドラ』(91)に登場したメカキングギドラの技術を分析して作り出されたメカゴジラと、ベビーゴジラを追ってきたゴジラの戦いに、あのラドンも参戦。四日市から西日本に上陸したゴジラが京都に現れるシーンはインパクト抜群。

●第19作『ゴジラVSモスラ』(92)

東宝特撮を代表するゴジラとモスラがみなとみらいで決戦!
東宝特撮を代表するゴジラとモスラがみなとみらいで決戦!

観客動員数420万人を記録した、「平成ゴジラシリーズ」最大のヒット作。ゴジラに負けず劣らずの人気を誇る人気怪獣モスラだが、成虫の姿でスクリーンに登場するのは、『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』(66)以来。海底火山に飲み込まれながらも富士山の火口から出現したゴジラと、モスラ、バトラがみなとみらいで三つ巴の激闘を繰り広げる。

●第18作『ゴジラVSキングギドラ』(91)

宿命のライバルと平成シリーズでも激突!
宿命のライバルと平成シリーズでも激突!

昭和シリーズでは4作に登場した因縁の敵キングギドラが、『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』(72)以来19年ぶりに復活。23世紀からやってきた未来人などタイムトラベル要素を盛り込み、福岡や北海道、東京と、日本を縦断して怪獣たちが死闘を繰り広げる。ゴジラの始祖とされる古代恐竜“ゴジラザウルス”の登場も見逃せない!

●第17作『ゴジラVSビオランテ』(89)

近年再評価されつつある『ゴジラVSビオランテ』
近年再評価されつつある『ゴジラVSビオランテ』

「平成ゴジラ」の幕開けを飾る一作は、大森一樹監督がメガホンを取り、特技監督を川北紘一が担当。神奈川県の芦ノ湖に出現した巨大な怪獣ビオランテと、三原山で復活を遂げたゴジラが激突。決戦の舞台となるのは若狭湾。ちなみに重量5万トンのゴジラに対し、ビオランテの重量はなんと20万トン!

●第16作『ゴジラ』(84)

シリーズ誕生30周年で作られた、第16作目『ゴジラ』(84)
シリーズ誕生30周年で作られた、第16作目『ゴジラ』(84)


シリーズ第1作から30年を迎えた1984年に、『メカゴジラの逆襲』(75)以来9年ぶりに製作された「平成ゴジラ」の原点ともいえる本作。伊豆諸島に現れたゴジラは、静岡の原子力発電所を経て東京湾へ。銀座や新宿で暴れ回り、人類の脅威となる姿はまさにシリーズの原点回帰といえる。ちなみに昭和シリーズでは50メートルだった体長は、本作から80メートルに大型化している。

「ゴジラ」最新作の続報にも乞うご期待!

2023年に公開される「ゴジラ」最新作は、まだタイトルやストーリー、キャストから登場怪獣までありとあらゆることがベールに包まれたまま。判明しているのは「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズなどで知られ、「ゴジラ」ファンを公言している山崎貴監督がメガホンを取るということだけ。

「ゴジラ」誕生から70年。『シン・ゴジラ』以来7年ぶりに日本で作られる実写「ゴジラ」映画で、我々はどんな戦いを目撃することになるのか。公式Twitterで展開しているこのシリーズ振り返りカウントダウンの最後にはなにが待ち受けているのか、楽しみに待ちたい!

文/久保田 和馬

関連作品