エマ・ストーン主演最新作『哀れなるものたち』公開日が11月に決定、本予告&ポスターも到着
アカデミー賞10ノミネート、全世界で大ヒットを記録した『女王陛下のお気に入り』(19)で監督を務めたヨルゴス・ランティモスと出演者のエマ・ストーンが再びタッグを組んだ映画『哀れなるものたち』の公開日が11月17日(金)に決定。本予告と2種類のポスターも解禁された。
本作は、日本でも2008年に翻訳されたスコットランドの作家アラスター・グレイ著の同名ゴシック小説を、ランティモスが映像化したファンタジー・ムービー。風変わりな天才外科医ゴドウィン・バクスターの手によって不幸な死から蘇った若き女性ベラは、世界を知るために大陸横断の冒険の旅へ。時代の偏見から解き放たれたベラが、旅の中で平等と自由を知り、驚くべき成長をとげる姿を活写する。
主人公ベラを演じるのは『ラ・ラ・ランド』(17)でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、ランティモス監督作品『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたストーン。今回はプロデューサーとしても加わった彼女が再びヒロインを演じ、前作を遥かに超える壮大なコラボレーションを展開。また、天才外科医のゴドウィン・バクスターをウィレム・デフォー、ベラとともに大陸横断の冒険の旅に出るダンカンを「アベンジャーズ」シリーズのハルク役で知られるマーク・ラファロが演じるなど、豪華キャストが脇を固めている。
今回解禁となった予告編には、天才外科医バクスターの手によって自らの胎児の脳を移植され不幸な死より蘇る美女ベラが描かれている。大人の体を持ちながら新生児の目線で世界を見つめるベラ。ポップでゴージャスかつ壮大なセットの中で展開される、この世の喜びに心を開いていくベラの姿と、純粋かつ恐れを知らない彼女の行動に身も心も奪われる男たちの間にどのような物語が展開されるのか、本編への興味を刺激をする映像に仕上がっている。
また、あわせて2種類のポスタービジュアルも到着。1つはイノセントなベラの顔に、メイクのように塗られた3人の男性の姿が。魅力あふれる女性に夢中になっていく男たちの姿を暗示するようなデザイン。そしてもう一方は、エレガントな大人の女性から、いままさに誕生しようとするもう1人の女性の姿が現れる斬新なデザインになっている。
鬼才監督と豪華キャストのコラボレーションで、これまで見たことのない映像世界が広がる本作。今後の続報にも要注目だ。
文/スズキヒロシ