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鬼才×エマ・ストーン×サーチライト最新作『哀れなるものたち』アカデミー賞11部門ノミネート!特別展示&劇場パンフレットの内容は?

コラム

鬼才×エマ・ストーン×サーチライト最新作『哀れなるものたち』アカデミー賞11部門ノミネート!特別展示&劇場パンフレットの内容は?

鬼才の放つ独特な世界観を隅々まで深掘り!

1月26日の上映初日からは、全国の『哀れなるものたち』上映劇場にて「SEARCHLIGHT PICTURES issue vol.26『哀れなるものたち』」が発売開始。本作を様々な視点から徹底解剖する充実の内容となった本誌の内容を、ひと足先に紹介していこう。

蘇生した不幸な女性ベラの解放の旅が独特な映像表現で描かれる『哀れなるものたち』
蘇生した不幸な女性ベラの解放の旅が独特な映像表現で描かれる『哀れなるものたち』[c]2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

劇場パンフレットの定番コンテンツであるスタッフ・キャストのインタビューでは、これが2度目のタッグとなったランティモス監督とストーンの対談が実現。原作を読んですぐに原作者のもとに映画化の許可をもらいに行ったというランティモス監督と、主演&プロデューサーを兼任したストーンが本作に込めた思いなどを語り合う貴重なやり取りが、見開き3ページにわたってたっぷりと展開していく。

MOVIE WALKER PRESS 劇場パンフレットムック『哀れなるものたち』 SEARCHLIGHT PICTURES issue vol.26
MOVIE WALKER PRESS 劇場パンフレットムック『哀れなるものたち』 SEARCHLIGHT PICTURES issue vol.26

また、第81回ゴールデン・グローブ賞では助演男優賞に2人そろってノミネートを果たしたゴッドウィン・バクスター役のウィレム・デフォーと、ダンカン・ウェダバーン役のマーク・ラファロの対談も掲載。独特な世界観のなかで特にあくが強い役柄に挑んだ2人は、どのようなことを考えて演じていたのか。こちらも必読の内容だ。


世界中の映画賞を席巻!第96回アカデミー賞にも期待がかかる
世界中の映画賞を席巻!第96回アカデミー賞にも期待がかかる[c]2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

さらに、ランティモス監督が原作小説を読んだ時の感想からはじまり、ヘアメイクや衣装、美術セットといった本作の世界観構築に大きく貢献している3つの要素を深掘りする「MAKING OF POOR THINGS」は、映画本編を観てから読むと、すぐにもう一度映画を観直したくなることまちがいなし。どのようにしてこの映画が作られていったのか、細部へのこだわりも見逃せないポイントとなっている。

豪華オピニオンのレビューが楽しめる『哀れなるものたち』 SEARCHLIGHT PICTURES issue vol.26
豪華オピニオンのレビューが楽しめる『哀れなるものたち』 SEARCHLIGHT PICTURES issue vol.26

そして「『哀れなるものたち』に魅せられて」と題したオピニオンたちによるレビューページも興味深い内容が盛りだくさん。寄稿してくれたのはプロデュース作『みなに幸あれ』が公開中の清水崇監督と、「TOGA」デザイナーの古田泰子、ジェンダーやフェミニズムをテーマにしたコラムを手掛けるライターの羽佐田瑶子、原作小説の翻訳を務めた高橋和久、本作の撮影現場でスチール写真の撮影を担当したフォトグラファーのATSUSHI NISHIJIMA、そして画家のヒグチユウコの6名。

『哀れなるものたち』は1月26日(金)より公開!
『哀れなるものたち』は1月26日(金)より公開![c]2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

どこから読んでも新たな発見に満ちている「SEACHLIGHT PICTURES issue vol.26『哀れなるものたち』」。是非とも入手して、ランティモス監督が放つ未体験の冒険のガイドブックとして活用してほしい。

文/久保田 和馬

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