全米週末興収ランキング2週連続No.1!『ボブ・マーリー:ONE LOVE』音楽が世界をつなぐ特別映像
「ロックの殿堂」入りもはたした伝説のミュージシャン、ボブ・マーリーの波乱万丈な生涯を描く『ボブ・マーリー:ONE LOVE』が5月17日(金)に公開される。このたび、本作の特別映像が解禁となった。
全世界アルバム売上7500万枚以上を売り上げ、歴史的名盤と言われるアルバム「エクソダス」など数々の名作を残した、ジャマイカ初の世界的トップスター、ボブの物語を描く本作。白人と黒人のハーフとして生まれた出自や、妻リタとの絆など、彼の音楽とメッセージの背後にある知られざる物語が明かされていく。さらには、国内の政情不安と政治家の思惑にも翻弄されてしまう国民的英雄としての苦悩を経て、当時の音楽業界において稀有な第三世界出身アーティストとして世界的な成功を収める奇跡のサクセスストーリーが展開する。監督は、第94回アカデミー賞で作品賞をはじめとする6部門でノミネートされ、主演のウィル・スミスが主演男優賞を受賞した名作、『ドリームプラン』(21)を手がけたレイナルド・マーカス・グリーン。脚本にはグリーンに加え、『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』(13)のテレンス・ウィンター、『グランツーリスモ』(23)のザック・ベイリンらが参加した。主人公のボブを演じたのは、『あの夜、マイアミで』(21)で高い評価を得たキングズリー・ベン=アディル。ボブの妻であるリタ・マーリーをラシャーナ・リンチが演じる。また、妻のリタ本人、ボブとリタの実子であるセデラ・マーリーとジギー・マーリーら、ボブ本人を誰よりも愛し、近くで見守ってきた家族たちが監修に参画した。
今回解禁となった特別映像は、国境も、文化の違いも超え、ボブが生んだ音楽がすべてをひとつにつなぐ様子を映しだしたもの。映像はプロデューサーであり、ボブの実の息子であるジギーが「これがボブからのメッセージだ」と力を込める姿から始まる。そして、プレミアイベントのLIVEシーンやSNSの投稿、ラスタカラーとレコードディスク風の装飾となったパリ・エッフェル塔前の観覧車、ドゥオーモ(ミラノ大聖堂)の前を走り抜ける巨大ギター型のトラック、ニューヨークの地下鉄やサッカースタジアムでの大合唱に大横断幕、様々な形のアーティスティックな作品まで、各国の熱狂ぶりが止めどなく映しだされていく。
さらには、「ワイルド・スピード」シリーズへの出演などでも知られる、グラミー賞常連のヒップホップアーティストであるウィズ・カリファが「偉大な音楽はずっと受け継がれる。ボブ・マーリーはいつの時代も最高だ」と静かに語る姿も。表題曲の「ONE LOVE」や「Three Little Birds」など日本でも耳馴染みの楽曲に彩られながら、どんな場所でも、どんな表現方法でも、“きっと大丈夫”、“すべてはきっとうまくいく”という、まっすぐで前向きなメッセージが響き渡っていく映像となった。
没後42年経っても世界中の人々をインスパイアしてやまないボブの知られざる生涯とは?愛にあふれる音楽を、大迫力のスクリーンでぜひ堪能してほしい。
文/鈴木レイヤ