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「猿の惑星」初心者がいきなり最新作を観てみたら?「猿にすごく感情移入した…」

コラム

「猿の惑星」初心者がいきなり最新作を観てみたら?「猿にすごく感情移入した…」

「悪役と思いきや、意外とノヴァよりも共感できる部分が多かった」(20代・女性)

ここからはより今作の具体的な部分に目を向けていこう。若き猿のノア、物語のカギを握る人間の女性ノヴァ、さらに敵役であるプロキシマスなど、個性豊かなキャラクターが登場するが、アンケートで最も人気を集めたのは、やはり主人公のノアであった。

仲間や家族のために行動する主人公のノア
仲間や家族のために行動する主人公のノア[c]2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.

人間と団結し独裁者の支配に立ち向かうという主人公としての活躍ぶりに、「感情の動きや行動がよくいる人間の男の子みたいで、すごく共感できました。でも猿ならではの身振りも随所にあって、これを人間の役者さんが演じているなんてすごすぎる」(30代・女性)「家族や仲間を大切にする姿がとてもすてき。彼の行動や考え方で、より物語に入り込むことができました」(20代・女性)「行動がイケメンすぎて惚れました」(20代・男性)と、皆一様にベタ褒め。

また、ほぼ唯一の人間のキャラクターであるノヴァのミステリアスさに心奪われた声も多く集まっていた。野生化した人間と暮らしているが、人間のなかで誰よりも賢い彼女が握っているある“秘密”にも驚きを味わった様子。

物語のキーパーソンとなるノヴァを演じているのはフレイヤ・アーラン
物語のキーパーソンとなるノヴァを演じているのはフレイヤ・アーラン[c]2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.

「野性味あふれるリアルな猿のなか、ノヴァ役のフレイヤ・アーランがとても美しく、聡明な役柄だったので目を奪われました。本当の目的が見えないけれど、勇ましくカッコいい女性だと思いました」(30代・女性)
「フレイヤ・アーランが言葉だけではなく繊細な表情と眼で感情を表現していてよかったです」(30代・女性)
「人間だから一番感情移入できるキャラクターと思いきや、なにを考えているのかがわからなすぎて怖い」(20代・男性)

独裁者プロキシマスには、共感してしまうようなバックグラウンドが…
独裁者プロキシマスには、共感してしまうようなバックグラウンドが…[c]2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.

さらに、“進化”は人間でなく猿を選んだと考え、人間を徹底的に排除し世界の支配を計画しているプロキシマスについては、敵キャラであるがまさかの一番共感できたと回答する人も。「独裁者ではあるが一貫性のある考えを持っていて、理解できるキャラクターだった」(30代・男性)「悪役と思いきや、意外とノヴァよりも共感できる部分が多かった」(20代・女性)「悪や敵だと決めつけて判断するのではなく、相手を理解しようと努めるべきだとプロキシマス自身の姿から教えられました」(20代・女性)と、プロキシマスの背景にあるドラマ性や人間味に思わず心打たれていたようだ。

ほかにも劇中には、ノアに人間と猿の歴史を伝える頭のいいオランウータンのラカや、ノアの友人であるアナヤとスーナ、プロキシマスの部下で敵兵たちを率いるシルヴァなどの猿のキャラクターが数多く登場する。それぞれのキャラクターにバックグラウンドを感じさせるような重みがあるのも本作の特徴で、鑑賞しながら“推しキャラ”を見つけだしている人も多かった。

オランウータンのラカは、ノアに人間と猿が共存していた時代を教える
オランウータンのラカは、ノアに人間と猿が共存していた時代を教える[c]2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.

「ラカのノヴァにも懐疑心を持たずに優しく接しコミュニケーションを図ろうとする姿がグッときた」(30代・男性)
「ひょうきんな表情だったり、穏やかな顔だったりと、各猿にしっかり個性が出ていておもしろかったです」(30代・女性)
「シルヴァの圧倒的な中ボス感が良い!猿の世界にも中間管理職はいるんだな…」(20代・男性)


「これをきっかけに、過去の作品も観てみたくなりました」(20代・女性)

今作で「猿の惑星」シリーズに触れてみて、鑑賞前にあった抵抗感が完全に吹き飛ばされた様子。「もっとシリーズ全体を堪能したいので、1作目から順番に観てもう1回今作を観てもありだなと思いました」(30代・女性)「これをきっかけに、過去の作品も観てみたくなりました」(20代・女性)とすっかり過去シリーズにも興味津々。

ノアは300年後の世界で平穏に暮らしていた
ノアは300年後の世界で平穏に暮らしていた[c]2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.

「2時間半という上映時間があっという間。観終わったあとに、感想や考えについて誰かと語り合いたくなる映画でした」(30代・女性)「アクションもあるけれど、家族の絆に触れられる心温まる物語も魅力」(20代・女性)「圧倒的なVFXで最先端の映像を味わえるし、王道RPGのような展開もあるのでゲーム好きにも観てほしい」(20代・男性)など、様々な視点で楽しみ没入することができる今作。MOVIE WALKER PRESSでは「猿の惑星」初心者を応援すべく、解説マンガコラムも掲載しているので、あわせてチェックしてほしい。

わずか4ページで魅力を伝える、大友しゅうま描き下ろしマンガも掲載!(1/4ページ)
わずか4ページで魅力を伝える、大友しゅうま描き下ろしマンガも掲載!(1/4ページ)マンガ/大友しゅうま

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文/久保田 和馬

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