ジャッキー・チェン50周年記念アクション超大作『ライド・オン』愛馬と共演した本編シーン
世界的アクションスターのジャッキー・チェンが映画初主演を飾った『タイガー・プロジェクト/ドラゴンへの道序章』(74)から50年、『ドランクモンキー 酔拳』(79)の日本初上陸から45年、そしてジャッキー生誕70年という節目を迎える2024年。そんなジャッキー・チェン50周年記念アクション超大作『ライド・オン』が5月31日(金)に日本公開される。このたび本作でジャッキーと愛馬とのコンビネーションが冴えるアクション本編映像が解禁された。
かつて伝説のスタントマンだったルオ(ジャッキー・チェン)は、現在はすっかり首が回らず、ダミー(アンディ・オン)が率いる大人数の借金取りに絡まれてしまう。借金のカタに愛馬チートゥが連れていかれる危機に瀕し、ルオは愛馬を守るため、借金取りたちと戦うこととなる。
ジャッキーと言えば、コミカルでテンポよく飽きさせないアクションが特徴的で、本作もその期待を裏切らないアクションシーンが満載だ。一対多数として、敵に圧倒的アドバンテージがあるにもかかわらず、丸テーブルや椅子を駆使して敵を翻弄する。その場面は、『プロジェクトA』(83)や『奇蹟/ミラクル』(89)など、過去のジャッキー映画で楽しませてくれたおなじみのアクションを彷彿とさせるものばかりだ。激しいアクションシーンで、頭をぶつけて痛がったり、借金取りのダミーが食べ物で足を滑らせて悲痛な声をあげたりと、テンポのいい戦闘とユーモアが混ざったアクションシーンには、観る者の心を揺さぶられるジャッキー映画ならではの魅力がつまっている。さらに、今作の相棒である愛馬チートゥも強力な後ろ蹴りで借金取りを倒していく。本映像のラストにはルオとチートゥが息の合わせたコンビネーションで大キックを披露する。
ほかにも馬と息を合わせて演技をすることが多かった本作の撮影は一筋縄ではいかなかった。撮影現場では馬に足を踏まれ腫れあがることや、ジャッキーの鼻がぶつかり、あわや大けがを負うところだったようだ。そんなジャッキーは、馬自身に慣れてもらうために、カメラが回っていないところでも馬に寄り添い、エサを食べさせるなどして、現場で徐々に馬との絆を深めたと語る。慣れ親しんだジャッキーアクションに加え、監督のこだわりでもあり、いまだ見たことのないジャッキー×馬によるアクションをぜひ劇場でも目に焼き付けてほしい。
さらに、本作の公開初日の5月31日(金)から入場者プレゼントとして、『ライド・オン』プレミアムカードが数量限定で配布されることが決定。これまで相棒として片時も離れず過ごしたルオとチートゥのヒストリーが描かれた特別デザインとなっている。本作の鑑賞後にも、さらに作品を思い返すことができる貴重なプレミアムカードとなっている。
5月10日(金)から開催されている“ジャッキー・チェン(4K)映画祭”では、多くの人が大迫力のジャッキーアクションを最新のスクリーンで体験し、日本のジャッキー熱が高まる一方だ。アクションのレジェンド、ジャッキーの人生の集大成となった『ライド・オン』に乞うご期待。
文/山崎伸子