「エイリアン史上最高の出来栄え」「美しさすら覚えた!」全米大ヒットの『エイリアン:ロムルス』はやっぱりすごかった‥!

コラム

「エイリアン史上最高の出来栄え」「美しさすら覚えた!」全米大ヒットの『エイリアン:ロムルス』はやっぱりすごかった‥!

「人間性に共感」「後先考えないで勢いで動く」等身大の若者たちが主人公

あらすじでも紹介したように本作の主人公は、戦いの訓練を受けた兵士でもなければ、知識が豊富な科学者でもなく、生きるために理不尽な労働を強いられる若者たち。現状に行き詰まりを感じ、一縷の望みを手にロムルスへ向かう物語は多くの人にとって共感しやすいはずだ。そんな登場人物たちについても以下のようなコメントが確認できる。

「危険だとわかっているのに、どうしても仲間を助けたいという気持ちの人間性に共感しました」(30代・女性)
「後先考えないで勢いで動くところが昔の自分と重なる」(30代・男性)
「自分と同じ年代と考えると、感情や行動が理解しやすかった」(20代・男性)

加えて、何者でもない彼らが絶体絶命の状況に陥ることで、過去シリーズと比べてよりサバイバルスリラーとしての要素が濃くなったという声も。

「特殊な訓練を積んでいないという点で、戦う描写より逃げ惑う描写が多めだったところにリアリティがあった。自分も逃げることしか考えないだろうと思った」(20代・男性)
「極限状態に陥った際の緊迫感にリアリティがありました」(30代・男性)

兵士でなければ、専門的な知識を持った科学者でもない、労働者階級の若者たちが主人公
兵士でなければ、専門的な知識を持った科学者でもない、労働者階級の若者たちが主人公[c]2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.

「最後まで諦めず、仲間を大切にする姿がかっこいい」リプリーに続くニューヒロインの誕生!

6人のなかで中心となるのがレインとアンディだ。レインを演じるのは、ソフィア・コッポラが監督を務めた主演作『プリシラ』(23)、分断によって内戦が勃発したアメリカを描くA24作品『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(10月4日公開)と話題作に立て続けに出演している注目株のケイリー・スピーニー。まさに“次世代のリプリー”とも呼ぶべき活躍を見せる彼女について、以下のようなコメントが寄せられている。

「リプリーと並ぶくらい『エイリアン』シリーズで好きな主人公になりました」(30代・男性)
「たくましく優しい女性。演技も最高で、令和のリプリーです」(30代・男性)
「最後まで諦めず、仲間を大切にする姿がかっこよい」(30代・男性)

アンディの指示に従って行動するしかなかったレインだが、仲間が次々と命を落とし、アンディにも危機が迫った時に覚醒を見せる。それまで握ったことなかった銃を手にし、無重力状態になった船内で大量のゼノモーフを撃退するシーンは圧巻だ。その後の酸性の血液が漂う空間を勇気と機転で切り抜けていく姿は、まさに歴戦の戦士のような佇まい。


“次世代のリプリー”とも呼ぶべき、戦士としての覚醒を見せるケイリー・スピーニー演じるレイン
“次世代のリプリー”とも呼ぶべき、戦士としての覚醒を見せるケイリー・スピーニー演じるレイン[c]2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.

そして、アンディ役に抜擢されたのは、ドラマ「インダストリー」で注目を集め、アガサ・クリスティーの小説「殺人は容易だ」をBBCがドラマ化した「Murder Is Easy」では主演を務めるデヴィッド・ジョンソン。当初はレインの助けなしでは外にも出られない弟、中盤からは彼女を守る戦士として、驚きの変化をとげるアンディを見事な表現力で体現していた。彼のキャラクターが印象に残っているという意見も数多く確認することができる。

「アンディ役の方の演技力が最高でした!アップデートする前とした後の表情の違いがすごかった」(40代・女性)
「アンドロイドだけど一番人間らしいと思った」(20代・男性)
「レインのために戦う姿に感動した」(30代・男性)

レインとアンディによる疑似的な姉弟の絆にも注目
レインとアンディによる疑似的な姉弟の絆にも注目[c]2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.
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