『室井慎次 生き続ける者』が前作超えの成績で初登場No. 1!全国規模で行われた先行上映の効果は?
『グラディエーターII』『矢野くんの普通の日々』など4タイトルが初登場!
さて、前週初登場で1位を飾った『劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK』(公開中)は、第2弾入場者プレゼントの配布と2回目の舞台挨拶の効果もあって2週目末も好調をキープ。週末3日間で動員12万5000人、興収1億7900万円を記録し、累計成績は動員38万人&興収5億円を突破している。
3位に初登場を果たしたのは、第73回アカデミー賞で最優秀作品賞など5部門に輝いたリドリー・スコット監督の『グラディエーター』(00)の24年ぶりの続編として、再びスコット監督がメガホンをとった『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』(公開中)。初日から3日間で動員10万3000人、興収1億6300万円を記録した本作は、前作の主人公マキシマスの息子ルシアス(ポール・メスカル)が、父と同じように復讐を胸に剣闘士として闘いに挑む姿が描かれる。
前作はダイナミックな映像表現で史劇アクションジャンルに革新をもたらした作品として話題をさらい、当時の動員ランキングで2週連続No.1を獲得。最終興収15億円を突破するヒットを記録(ちなみに日本公開はアカデミー賞の発表よりも半年以上前であった)。そこからさらなる進化を遂げた映像表現が見どころなる本作には、興行的成功はもちろんのこと、前作に続いて賞レースでの活躍も期待されている。
5位には超不運体質の男子高校生を主人公にした田村結衣の同名ラブコメ漫画を、FANTASTICSの八木勇征主演で実写映画化した『矢野くんの普通の日々』(公開中)がランクイン。また、7人組ダンス&ボーカルグループBE:FIRSTのライブドキュメンタリー映画第2弾となる『BE:the ONE -MEANT TO BE‐』(公開中)は6位に初登場を果たした。
そして、先ごろ発表された第76回プライムタイム・エミー賞において、真田広之の主演男優賞をはじめドラマシリーズ部門で史上最多となる18部門に輝く快挙を達成した「SHOGUN 将軍」(ディズニープラスにて配信中)の第1話と第2話が期間限定で劇場公開され、8位にランクインしている。
以下は、1~10位までのランキング(11月15日〜11月17日)
1位『室井慎次 生き続ける者』
2位『劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK』
3位『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』
4位『ヴェノム:ザ・ラストダンス』
5位『矢野くんの普通の日々』
6位『BE:the ONE -MEANT TO BE‐』
7位『室井慎次 敗れざる者』
8位『SHOGUN 将軍』
9位『レッド・ワン』
10位『スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム』
今週末は、浅倉秋成の同名ミステリー小説を映画化した『六人の嘘つきな大学生』( 11月22日公開)、倉本聰が原作と脚本を務めた本木雅弘主演のヒューマンドラマ『海の沈黙』(11月22日公開)、今年デビュー10周年を迎えたWEST.のオリジナルライブを収録したコンサート映画『『WEST. 10th Anniversary Live "W" -Film edition-』(11月22日公開)などが控えている。
文/久保田 和馬