宇多田ヒカルが6年ぶりにアニメ映画主題歌に!森見登美彦の世界を彩る
「夜は短し歩けよ乙女」や「有頂天家族」などで知られる人気作家・森見登美彦が2010年に発表し、第31回日本SF大賞を受賞した同名小説を『台風のノルダ』を手掛けたスタジオコロリドが映画化した『ペンギン・ハイウェイ』が8月17日(金)に公開されることが決定。あわせて最新予告映像も到着した。
本作は、無限の可能性を秘めた少年の瞳を通して“果てしない世界の謎”と“冒険”を描き出した青春ファンタジー。小学4年生の少年・アオヤマ君の住む郊外の街に、ある日ペンギンが現れて消えた。そんな中、通っている歯科医院の“お姉さん”が投げたコーラの缶がペンギンに変身するのを目撃したアオヤマ君は、“お姉さん”とペンギンの関係を調べはじめる。
このたび到着した予告映像では少年の一夏の成長を瑞々しく描く本作を彩るように、今年デビュー20周年を迎える宇多田ヒカルが本作のために書き下ろした主題歌「Good Night」の音源が初解禁。宇多田がアニメーション映画の主題歌を担当するのは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(12)以来6年ぶりとなる。
主人公アオヤマ君役を演じた北香那は、この楽曲について「優しくてゆらゆらと気持ちよく眠りについてしまいそうなメロディー、それと対照的な歌詞の力強さが印象的。何度も鳥肌が立ちました」とうっとり。また、お姉さん役を務める蒼井優も「最初のフレーズに一気に引き込まれ、幼少期の愛おしい時間の匂いがし始め、胸がぎゅっとなりました」と絶賛し「私はいま、宇多田ヒカルさんに感激しています」とコメント。
アニメーション界で最も注目されている若手クリエイター石田祐廉監督と、近年相次いでアニメ化されている森見の小説、そして日本の音楽界を牽引する宇多田の楽曲と、夢のコラボレーションが実現した本作。この夏、また新たなジャパニメーションの名作が誕生すること間違いなし!
文/久保田 和馬