福島第一原発事故の真実を描く映画『Fukushima 50』がいよいよ始動!第1弾ビジュアル解禁
全世界が震撼した3.11について、関係者90人以上への取材をもとに綴られたノンフィクション作品「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」を映画した『Fukushima 50』が、20年に公開。このたび、ビジュアル第1弾が解禁された。
本作は、2011年3月11日午後2時46分に発生し、マグニチュード9.0、最大震度7という、日本の観測史上最大の地震となった東日本大震災時の福島第一原発事故を描く物語。福島第一原子力発電所に残った地元福島出身の名もなき作業員たちは、世界のメディアから“Fukushima 50”(フクシマフィフティ)と呼ばれた。東日本壊滅の危機が迫る中、死を覚悟して発電所内に残った職員たちの知られざる“真実”が明らかにされる。
主演は、『64-ロクヨン- 前編』(16)で第40回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した佐藤浩市がつとめ、地元・福島出身で現場を指揮する熱血漢を演じる。そして、共演の福島第一原発所長役に、『沈まぬ太陽』(09)で第33回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した渡辺謙。監督は、同じく『沈まぬ太陽』を手掛け、社会派・骨太な作風に定評のある若松節朗、脚本はNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の前川洋一、音楽は『日本沈没』(06)の岩代太郎が担当するなど、実力派キャスト・スタッフが集結した。
解禁された第1弾ビジュアルは、「この空に、誓う。」という力強い言葉と共に、まばゆいほどの快晴の下、実際の福島第一原子力発電所の“今”を撮影したもの。あわせて解禁されたビジュアルでは、対比するかのように暗く曇った空をバックに「あの日、あの時、あなたは何をしていましたか?」と、当時を知る日本人であれば誰もが心に刺さる問いかけが添えられている。
決して忘れ得ないあの大震災から8年、息を呑む臨場感と日本映画史上かつてない程の壮大なスケールで語られる本作。今後の続報にも期待したい。
文/編集部