少女の奮闘にエールを送りたくなる『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』予告と場面写真が到着
『ムーンライト』(16) や『レディ・バード』(17)などを手掛けた映画スタジオの「A24」が製作し、第90回ナショナル・ボード・オブ・レビュー(米国映画批評会議賞)でベスト10選出と新人監督賞を受賞するなど各国の映画祭で数々の賞を獲得した『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』が9月20日(金)から公開される。このたび、予告映像と場面写真が到着した。
中学校卒業を1週間後に控えた“クラスで最も無口な子”のケイラを主人公に、“ジェネレーションZ”と呼ばれる、生まれた時からWEBサイトやSNSが当たり前のように存在するデジタルネイティブな若者たちの葛藤や恋、そして成長を描きだす。
YouTuber出身の人気コメディアンであるボー・バーナムが初監督を務める本作は、バーナム監督自身が経験した青春時代をもとに脚本を執筆。精一杯の勇気とともに“青春”に真正面から立ち向かっていくケイラの姿に共感する人たちが続出したことで、公開当初はわずか4館でのスタートながら口コミによって3週間で全米1084館に公開が拡大するなどヒットを記録した。さらに、オバマ前米大統領が2018年の年間ベスト映画に選出し、『ROMA/ローマ』(18)で第91回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したアルフォンソ・キュアロン監督も「ここ最近で一番、泣いた映画」と大絶賛するなど、多くの著名人を魅了している。
到着した予告映像では、本作で第76回ゴールデングローブ賞映画部門主演女優賞にノミネートされ注目を集めているエルシー・フィッシャーが演じるケイラが投稿したSNSの動画の模様が映しだされる。動画内ではハキハキと明るく話すケイラだが、現実の世界では打って変わって地味な存在を放ち、満ち足りていない彼女の様子に胸が締めつけられる。高校生になる前に自分を変えようと、クラスのおしゃれな女の子たちに話しかけたり、人気者ばかりが集うプールパーティに勇気をだして参加したりと、必死で自分を変えていこうとするケイラの姿に思わず声援を送りたくなる。
あわせて到着した場面写真では、ケイラがプールパーティに参加するも人気者たちのグループに馴染めず虚ろな目をする表情や、高校の見学に参加し新しく始まるこれからの生活に胸躍らせる情景を捉えている。
新たな青春映画の傑作を予感させる本作の公開がますます待ち遠しくなった!
文/編集部