トラウマ級に怖すぎて…身も心も凍りつく!この夏に映画館で観たい“最恐ホラー”4選
いよいよ夏本番!急に気温も上がりだし、いや〜な暑さが続く今日この頃。そんな時はやっぱり、ホラー映画で“ゾクッ”と涼みたいもの…。ということで、この夏公開される注目のホラー映画をピックアップして紹介したい!
ホラー界の新鋭が手掛ける2作品が同日に公開!
まず紹介したいのは、現在、絶賛公開中の『チャイルド・プレイ』。一見かわいらしいが、実は凶暴な人形“チャッキー”がもたらす恐怖を描き、1作目の1988年から計7作品が制作されてきた人気シリーズを、現代にアップデートしたリブート版だ。
チャッキー自体も超進化しており、高性能カメラやセンサー、学習機能などが搭載され、さらにはプログラミングも可能という優れもの。これまでのシリーズでは、殺人鬼の魂が込められていたことにより凶暴な性格となっていたが、本作では…?現代的な設定により、どこか他人ごとではないリアルな恐怖を感じることができるだろう。
そして同じく公開中なのが、リブート版『チャイルド・プレイ』を手掛けたラース・クレヴバーグ監督がブレイクするきっかけとなった『ポラロイド』。2015年にスペインのトレモリノスファンタスティック映画祭で最優秀ショートホラーフィルム賞を受賞するなど話題となった短編を、ハリウッドでセルフリメイクした作品だ。
アナログカメラが趣味の女子高生バードが、バイト先のアンティークショップで手に入れたヴィンテージのポラロイドカメラによって引き起こされる死の騒動を描く本作。パーティで撮った写真に写る友人たちが次々と不審な死を遂げていくなか、撮影に徹していたバードも窓ガラス越しに自分が写っていることが判明し…という奇抜な設定と展開は、ジャパニーズホラー好きも楽しめること間違いなしだ。
衝撃的な展開に心が凍りつく…!トラウマホラー
8月9日(金)から公開される『ゴーストランドの惨劇』は、“トラウマホラー”の鬼才として知られるパスカル・ロジェ監督の最新作だ。人里離れた屋敷に移り住むことになったシングルマザーと双子の姉妹。しかし引っ越してきた日の夜に2人の暴漢に襲われると、母は姉妹を守るため暴漢をメッタ刺しにし、姉はそのことから精神を病んでしまう。凄惨な事件から16年後、小説家として成功した妹のベスは久々に実家に帰るが、地下室にこもる姉のベラから衝撃的な言葉を聞き…。
性格が真反対な姉と妹、過去と現在、事実と虚構など様々な対比に罠が張り巡らされた本作。あまりの怖さに鑑賞中は二度と観たくないと思っていても、すべての謎が解けた時には、もう一度観たくなってしまうから不思議な作品だ。
衝撃的な展開という点では、8月3日公開の『サマー・オブ・84』も負けていない。1980年代のスラッシャー映画やホラー、サスペンス、青春映画にオマージュを捧げて描かれた本作は、80年代のアメリカ郊外に住む少年たちが、街で起きた連続殺人事件の犯人が皆に愛される警察官ではないかと疑い、独自で調査を進めていくという物語だ。
しっかりと怖がらせるホラー演出はもちろん、少年たちのひと夏の冒険を描くジュブナイル的な要素も大きく、楽しく微笑ましく観ることができる本作。かと思いきや、それまでの楽しい気持ちを一切帳消しにする、絶望的なエンディングはまさに悪夢だ。
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どの作品もヒンヤリ凍りつくような恐怖が味わえ、暑ーい夏にはうってつけ!劇場でこれらの作品を鑑賞して、ぜひ“冷や汗”をかいて涼しくなってほしい。
文/トライワークス