『天気の子』が観客動員数1000万人突破、『ボヘミアン』を抜き歴代興収16位に!V3は『記憶にございません!』
9月28・29日の映画動員ランキングは、大きな入れ替えなくトップ10内の作品が先週とほぼ一緒という結果に。三谷幸喜監督最新作『記憶にございません!』が、3週連続の首位を獲得し相変わらずの強さを発揮した。
トップ10の顔ぶれは先週とほとんど変わらず
土日2日間で動員18万5000人、興収2億4700万円をあげ、2位以下を大きく引き離し、圧倒的な強さを見せた『記憶にございません!』がV3を達成。累計では動員179万人を突破し、まもなく興収23億円に到達する勢いだ。
また大作の封切りがなかったこともあり、2位以下は既存の作品がしのぎを削る結果に。土日2日間で動員10万6000人、興収1億3000万円をあげた『かぐや様は告らせたい−天才たちの恋愛頭脳戦−』が3週連続で2位をキープし、累計では動員142万人、興収17億円を突破している。4位には順位を一つ上げた『人間失格 太宰治と3人の女たち』が入り、累計では動員69万人、興収9億円を突破。先週初登場3位の『アド・アストラ』は5位となるも、累計興収は5億円目前に迫っている。
『ボヘミアン・ラプソディ』超えの『天気の子』は、インドでも上映決定!
土日2日間で動員8万5000人、興収1億3300万円をあげ、3位と先週から一つ順位を上げた『天気の子』は公開から75日間で観客動員数1000万人、興行収入130億円を突破。昨年公開の『ボヘミアン・ラプソディ』を超え、日本歴代興収16位までランクアップ。今週末からは4DXでの上映も始まっており、天気を題材とした作品とテクノロジーとの相性が良いと話題を集めていて、今後の興行にも期待がかかる。
またこの勢いは国内だけにとどまらず、5万人を超える署名が集まったインドでの公開もこの度決定した。これまでインドで邦画が一般公開されたのは、『万引き家族』(18)と『ドラゴンボール超 ブロリー』(18)のみという、とても稀なこと。この決定に伴い現地時間の27日にはプレミアも行われ、新海誠監督も現地に足を運び、大きな盛り上がりを見せた。
『任侠学園』が初登場で9位にランクイン!
今週唯一の初登場作品となったのは、9位に入った『任侠学園』。本作は今野敏の人気原作シリーズを映画化しており、情に厚い弱小ヤクザたちが、倒産寸前の私立学校の建て直しに奮闘する姿を描いたコメディで、西島秀俊や西田敏行ら豪華キャストが名を連ねている。
一見強面だが実は社会貢献が大好きで、お人好しのヤクザというキャラクターたちには「西島さんがかわいかった」「『アウトレイジ』的なキャスティングなのに、ギャップがおもしろかった」など様々な声がネット上で見られた。
…
今週末はヴェネチア国際映画祭、金獅子賞受賞の『ジョーカー』や、キアヌ・リーブス主演の人気シリーズ最新作『ジョン・ウィック:パラベラム』など注目作がめじろ押し。どのようにランキングに食い込んでくるのかも楽しみだ。
文/トライワークス
1位 記憶にございません!
2位 かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~
3位 天気の子
4位 人間失格 太宰治と3人の女たち
5位 アド・アストラ
6位 HELLO WORLD
7位 劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~
8位 アナベル 死霊博物館
9位 任侠学園
10位 ライオン・キング
※興行通信社調べ