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「トップガン」「007」続編に新生チャリエン、イーストウッドの最新作も!2020年の注目洋画を先取り!

コラム

「トップガン」「007」続編に新生チャリエン、イーストウッドの最新作も!2020年の注目洋画を先取り!

巨匠たちの新作からも目が離せない!

コンスタントに作品を作り続けている人から、かなり久々となる人まで、巨匠監督たちの最新作も2020年にたくさん楽しむことができる。

まだまだ元気なイーストウッド監督最新作『リチャード・ジュエル』
まだまだ元気なイーストウッド監督最新作『リチャード・ジュエル』[c] 2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT

御年89歳にもかかわらず、ほぼ年1本ペースで作品をリリースし続けている、クリント・イーストウッド。監督・主演作『運び屋』(18)に続く、監督最新作『リチャード・ジュエル』が1月17日(金)より公開される。本作では、1996年のアトランタ五輪会場近くの公園で爆発物を発見し、多くの人命を救った英雄にも関わらず、FBIやメディアに容疑者として仕立てられたある実在の警備員の半生が題材。イーストウッドらしい骨太な作品となっている。

鬼才の技法に迫る『ホドロフスキーのサイコマジック』
鬼才の技法に迫る『ホドロフスキーのサイコマジック』[c]Pascale Montandon-Jodorowsky

イーストウッドを超える90歳のアレハンドロ・ホドロフスキーの新作『ホドロフスキーのサイコマジック』も2020年に公開予定。彼自身が考え出した心理療法「サイコマジック」を紹介する内容となっており、過去作のシーンも引き合いに出しながら、彼の作品がいかに「サイコマジック」という技法を貫いているかをひも解いていく。

デ・パルマの8年ぶりの新作『ドミノ 復讐の咆哮』が公開するぞ!
デ・パルマの8年ぶりの新作『ドミノ 復讐の咆哮』が公開するぞ![c]2019 Schonne Film IVS

『キャリー』(76)、『アンタッチャブル』(87)など、数々の名作を手掛けた79歳のブライアン・デ・パルマ監督の『パッション』(12)以来8年ぶりの新作『ドミノ 復讐の咆哮』も2月14日(金)に公開。ISISメンバーに相棒刑事を殺された、デンマーク・コペンハーゲンの警官が国際テロの陰謀に立ち向かう姿を描くサスペンスとなるようだ。

サム・メンデス監督が第1次大戦をワンカットで描く『1917 命をかけた伝令』
サム・メンデス監督が第1次大戦をワンカットで描く『1917 命をかけた伝令』[c] 2019 Universal Pictures and Storyteller Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.

彼らより若い世代の人気監督たちの作品も紹介したい。『アメリカン・ビューティー』(99)のサム・メンデス監督による『1917 命をかけた伝令』(2月14日公開)に注目。第1次世界大戦を舞台に、若きイギリス人兵士が重要な伝令を届けるべく敵陣を駆け抜ける様子をワンカットのように撮影した意欲作で、名手ロジャー・ディーキンスが撮影を担当している。

ウェス・アンダーソンの新作『ザ・フレンチ・ディスパッチ(原題)』は記者たちへのラブレターのような作品とのことだ
ウェス・アンダーソンの新作『ザ・フレンチ・ディスパッチ(原題)』は記者たちへのラブレターのような作品とのことだ

『グランド・ブダペスト・ホテル』(13)のウェス・アンダーソン監督の新作『ザ・フレンチ・ディスパッチ(原題)』も2020年に公開予定。20世紀を舞台に、アメリカの新聞社のフランス支店に勤めるジャーナリストたちの姿を3つの軸で描いたもので、記者たちへのラブレターのような作品になるとのこと。

これらのほかにも気になる洋画が2020年も続々と公開されるので、ぜひ劇場に足を運んで、スクリーンで最高の映画体験を味わってほしい!

文/トライワークス

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