いまこそイッキ観したいシリーズ映画「ランボー」、その戦いの軌跡をプレイバック!
捕虜を救うため再び戦地へ赴くランボー
1985年に公開された第2作『ランボー/怒りの脱出』。前作のあと、服役し労働に従事していたランボーをトラウトマン大佐が訪ね、特赦と引き換えにある極秘任務を行うよう持ちかける。その任務とは、戦時中にランボーが脱走したベトナムの捕虜収容所に潜入し、戦後10年が経った現在も囚われている米兵たちの証拠写真を撮ってくることだった。早速、現地へ向かったランボーは、そこで女性情報員コー・バオと合流。なんとか収容所へたどり着き、捕虜たちの救出を開始するが、執拗に追いかけてくるベトナム軍や、彼らの背後にいるソ連軍将校と壮絶な戦いを繰り広げることに…。
前作の田舎町から一転、舞台をベトナムの密林へと移した本作。アクションもスケールアップし、敵の追跡をかいくぐりながら、ランボーが機関銃やショットガン、グレネード弾を撃ちまくり、ヘリからの爆撃など爆発シーンも多くなった。そして、本作以降でランボーがメインウェポンとして使用するアーチェリーが登場。正確無比な射撃で敵を撃ち抜き、爆薬を詰めた矢も使ってターゲットを爆殺していく。ゲリラ戦との組み合わせで、神出鬼没なランボーの無双ぶりが堪能できる。
舞台は荒野が広がるアフガン!大佐との連携にも注目!
ランボーの戦いはまだまだ続く…。シリーズ第3作『ランボー3/怒りのアフガン』(88)の舞台は荒野が広がるアフガニスタン。戦いを避けてタイの寺院にいたランボーのもとに、トラウトマン大佐がまたまた現れる。大佐はソ連軍が横行するアフガンでの現地調査の任務を受けており、ランボーに協力を求めてきたのだ。しかし、戦いに疲弊していたランボーはこれを拒否。かくして、戦地へ赴く大佐だったが、ソ連軍の攻撃を受けて捕らわれてしまう。一方、その知らせを聞いたランボーは、恩師を救うため再び戦場に足を踏み入れるのだった。
これまで一人で大勢を相手に戦ってきたランボーだが、本作では現地のゲリラ兵と協力し、ソ連軍と激闘を繰り広げる。激しいアクションも健在で、ランボーが馬に乗って戦場を駆け、終盤ではゲリラの騎馬隊と共に、ヘリや戦車を擁するソ連軍に立ち向かっていく。また、前2作ではサポート役だったトラウトマン大佐が戦場にも登場。ランボーに救出されてからは、彼と息の合ったコンビネーションで敵に立ち向かっていく。
60歳になってもまだまだ戦いは続く…
スタローンが主演に加えて監督と脚本も務めた第4作『ランボー 最後の戦場』(08)が、前作から20年を経て公開。タイ北部のジャングルでボートによる運搬やヘビ狩りをしていたランボー。隣国ミャンマーでは、軍事政権による人権弾圧が続いており、少数民族のカレン族が凌辱され、土地や資源が略奪されていた。そんな時、ランボーのもとにキリスト教系NGOの一団が訪れ、危険なミャンマーへの道案内を依頼される。最初は断るランボーだったが、熱心な頼みに心を動かされ、一行をミャンマーへ送り届けるのだが…。
独裁者率いる軍に捕まったNGOの一団を助けるため、再び戦う決意をするランボー。当時すでに60歳を過ぎていたスタローンだが、筋骨隆々の肉体は依然たくましく、戦場を全速で走り抜け、大きな重機関銃を撃ちまくって敵兵を粉砕するなど、キレキレのアクションで楽しませてくれる。また、首や手足が切断され、肉片が吹き飛び、ランボーが敵の首を素手で引き千切るなど、強烈なゴア描写が多いのも本作の特徴。特に終盤は、銃弾や手榴弾が飛び交う銃撃戦が延々と続き、その生々しい描写からも戦争の残酷さが伝わってくる作品となっている。
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■『ランボー 最後の戦場』
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