映画ランキング - 国内映画
(2024/12/20~2024/12/22)
2024年12月23日
発表(毎週火曜更新)
2024年12月20日~2024年12月22日に日本国内で上映された映画の観客動員数ランキングはこちら。『はたらく細胞』『モアナと伝説の海2』『ライオン・キング:ムファサ』などがランクイン!(興行通信社調べ)
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2019年に実写化した同名映画のはじまりの物語。シンバを守ったムファサ王と、ムファサの命を奪ったスカーの若き日を描く。『ムーンライト』のバリー・ジェンキンスが監督を務める。ムファサを『オールド』のアー···もっと見る
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2013年に刊⾏された 「⼩説 落第忍者乱太郎 ドクタケ忍者隊 最強の軍師」を劇場アニメ化。決闘に向かい消息を絶ってしまった土井先生を捜す上級生と、忍術学園に危機が迫り奮闘する姿を描く。アイドルグルー···もっと見る
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中村光の同名ギャグ漫画を実写映画化。神の子イエスと悟りを開いたブッダが、東京・立川の6畳一間アパートで二人暮らしをしながらバカンスを満喫している日常を描く。『今日から俺は!!劇場版』の福田雄一がメガホ···もっと見る
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Amazonと東映の共同プロジェクトとして実写化されたドラマシリーズ【推しの子】の続編。星野アイと雨宮吾郎の出会いや転生、アクアの復讐劇を描く。『バジーノイズ』の櫻井海音、『映像研には手を出すな!』の···もっと見る
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全世界累計発行部数 1000万部を突破した同名小説を実写映画化。願いを叶える不思議な駄菓子店を舞台に、駄菓子を買った人々の顛末を描く。監督は『事故物件 恐い間取り』の中田秀夫、脚本を『ブルーピリオド』···もっと見る
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原作のマーベルコミックではスパイダーマンの宿敵であるクレイヴン誕生の物語を描いたバイオレンス・アクション。冷酷な父親と狩猟に行った際、ライオンに襲われたことをきっかけに百獣の王の力を身体に宿したクレイ···もっと見る
12月20日から12月22日までの全国映画動員ランキングが発表。先週、2024年公開の日本映画としては第3位のオープニング成績を上げて初登場1位を勝ち取った『はたらく細胞』(公開中)が、今週も絶好調をキープ。週末3日間で観客動員38万6000人、興行収入5億3200万円を記録し、2週連続No. 1を達成。累計ではすでに動員128万人&興収17億円を突破している。
年内最後の大作ラッシュとなったこの週末。初登場でランクインを果たした4本の新作タイトルのなかで最上位となったのは、世界中でメガヒットを記録した“超実写版”『ライオン・キング』(19)の続編にして前日譚を描いた『ライオン・キング:ムファサ』(公開中)。初日から3日間で動員24万7000人、興収3億6700万円を記録して3位スタートとなった。
前作が2019年の夏休みに公開され、祝日を含む初日4日間で動員98万4000人&興収14億5000万円というロケットスタートを飾ったことを考えると、今回の数字は決して高いものではないかもしれない。その前作は、同日公開の『ONE PIECE STAMPEDE』(19)の後塵を拝して2位スタートとなり、翌週に初週末対比85%以上の好成績をあげて首位に浮上。最終的に興収66億7000万円までのぼりつめることとなった。
しかも振り返ってみれば、その前作の公開時期は近年稀に見る“ディズニー無双”のタイミング。6月に公開された実写版『アラジン』(19)、7月に公開されたピクサーの『トイ・ストーリー4』(19)がいずれも興収100億円を超えるメガヒットとなり、その勢いのまま公開。同じ配給会社の作品は基本的に本編直前に予告映像が流れる決まりがあることから、それぞれの作品を観にきたディズニー好きの客層に的確にリーチし、かつ実写を超える映像クオリティの“超実写版”という物珍しさも相まって先述のような爆発的なオープニングにつながったと考えることができる。
今回の場合は『モアナと伝説の海2』(公開中)とわずか2週間差での公開。その『モアナ2』はこの週末も観客動員27万2000人、興収3億6600万円をあげて2位をキープし、累計成績では動員177万人&興収24億円を突破。もちろん前作のように100億クラス2本からの強力な流れがあるわけではないし、公開間隔が詰まっていることはひとつのハンデになり得る点だが、今作もディズニータイトル同士の相乗効果が充分にねらえそうだ。ここから本格的な年末年始戦線がスタートするとなれば、『モアナ2』も『ムファサ』も驚異的なねばりを見せてくれることだろう。
4位に初登場を果たしたのは、1993年にNHKでテレビアニメの放送が開始されて以来、実写映画やミュージカルなど様々なメディアミックスが展開してきた「忍たま乱太郎」シリーズの13年ぶりの長編アニメ映画作品となった『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』(公開中)。
全国328館で公開を迎え、初日から3日間で動員18万4000人、興収は2億6300万円を記録。先行上映を含む累計成績では動員19万8000人&興収2億9500万円と、興収3億円到達も目前。配給元の松竹の発表によれば、初日の興収は他の作品を上回っているようで、それだけ「忍たま」ファンの熱量の高さをまざまざと窺うことができよう。
2011年に公開された前回の長編アニメ映画の最終興収はすでに上回っており、近年の日本のアニメ映画の傾向を踏まえると、リピーター戦略でさらなる伸びも見込める。12月27日(金)からは入場者プレゼント第2弾として、描き下ろしイラストカード(全2種)の配布も決定している。強力な上位3タイトルと共に、年末年始を牽引することになるだろう。
過去にテレビアニメ化もされた中村光の人気ギャグ漫画を、福田雄一監督と松山ケンイチ&染谷将太のタッグで実写化した2018年の配信ドラマの劇場版『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメン VS 悪魔軍団~』(公開中)は6位にランクイン。
そして7位には、社会現象を巻き起こした原作:赤坂アカ、作画:横槍メンゴの人気コミック「【推しの子】」の実写化プロジェクトの劇場版となる『【推しの子】-The Final Act-』(公開中)が初登場。11月下旬にAmazon Prime Videoでドラマシリーズが配信されており、今回の劇場版はその続編。このように有料サービスでの配信ドラマと劇場版が連動する試みは、今後増えていくのだろうか。
以下は、1~10位までのランキング(12月20日〜12月22日)
1位『はたらく細胞』
2位『モアナと伝説の海2』
3位『ライオン・キング:ムファサ』
4位『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』
5位『劇場版ドクターX』
6位『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメン VS 悪魔軍団~』
7位『【推しの子】-The Final Act-』
8位『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』
9位『正体』
10位『クレイヴン・ザ・ハンター』
今週末は、日本発のゲームから生まれた人気キャラクターを主人公にした「ソニック・ザ・ムービー」シリーズの第3弾『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』(12月27日公開)、「ロード・オブ・ザ・リング」3部作の200年前の物語を描く神山健治監督の長編アニメーション『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』(12月27日公開)などが控えている。
文/久保田 和馬
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