批評家が選ぶ「007」シリーズランキング!歴代ボンドの“フレッシュ”10選
イアン・フレミングのスパイ小説シリーズを原作に、第1作の公開から半世紀以上にわたり愛され続けている「007」シリーズ。これまで6人の俳優がジェームズ・ボンドを演じ、それぞれが異なる魅力を放つと同時に、つねに新たなスパイ映画の様式美を確立してきた。本シリーズの登場以後に製作されたスパイ映画の多くは、少なからず「007」の影響を受けていると言っても過言ではないだろう。
そこで本稿では、現在までに公開されている「007」の正規シリーズ24作品の中から、映画批評を集積・集計するサイト「ロッテン・トマト」で批評家の評価が高い10作品を一挙に紹介していきたい。
「ロッテン・トマト」とは、全米をはじめとした批評家のレビューをもとに、映画や海外ドラマ、テレビ番組などの評価を集積したサイト。批評家の作品レビューに込められた賛否を独自の方法で集計し、それを数値化(%)したスコアは、サイト名にもなっている“トマト”で表される。好意的な批評が多い作品は「フレッシュ(新鮮)」なトマトに、逆に否定的な批評が多い作品は「ロッテン(腐った)」トマトとなり、ひと目で作品の評価を確認することができる。中立的な立場で運営されていることから、一般の映画ファンはもちろん業界関係者からも支持を集めており、近年では日本でも多くの映画宣伝に利用されるように。映画館に掲示されたポスターに堂々と輝くトマトのマークを見たことがある方も多いだろう。
それでは、「007」シリーズのフレッシュな作品10傑を挙げてみよう。
98%フレッシュ『007/ゴールドフィンガー』(64)
95%フレッシュ『007/カジノ・ロワイヤル』(06)
95%フレッシュ『007/ドクター・ノオ』(62)
95%フレッシュ『007/ロシアより愛をこめて』(64)
92%フレッシュ『007 スカイフォール』(12)
88%フレッシュ『007/サンダーボール作戦』(65)
80%フレッシュ『女王陛下の007』(69)
79%フレッシュ『007/私を愛したスパイ』(77)
78%フレッシュ『007/ゴールデンアイ』(95)
77%フレッシュ『007/消されたライセンス』(89)
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初代ジェームズ・ボンドに高評価が集中!?
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