『クルエラ』MovieNEX特典で、スタイリッシュ✕パンクな世界観を生みだした秘密が判明!
ディズニーの名作アニメーション『101匹わんちゃん』(61)に登場する悪女の知られざる過去を、エマ・ストーンら豪華キャストで映画化した『クルエラ』。孤児として育った少女エステラがファッションの世界に憧れ、デザイナーを目指すなかで悪に染まり、クルエラとして覚醒するまでが語られる。5月に公開されるや、スタイリッシュな衣装や格好いいパンク・チューンの数々も話題を集めた同作のMovieNEXが、8月18日に早くもリリースされた。ロックでファッショナブルな世界観はどのようにつくられたのか?特典でその背景が明かされている。
MovieNEXに収録される特典は全9種。クルエラ役のエマ・ストーンと悪役バロネスを演じたエマ・トンプソンがそれぞれの役柄について語る「2人のエマ」、クルエラの仲間である凸凹コンビ、ジャスパー(ジョエル・フライ)とホーレス(ポール・ウォルター・ハウザー)のキャラクターの背景に迫る「クルエラの仲間」。「衣装の魅力」は本作のコスチュームを制作したジェニー・ビーヴァンによる衣装解説、「こだわりの世界」はロケ地とセットの説明、「かわいい共演者たち」ではドッグ・トレーナーたちがダルメシアンやチワワなど本作に出演した犬たちを紹介する。そしてアニメーション版との共通点を教えてくれる「『クルエラ』と「『101匹わんちゃん』」、2種類の未公開シーン、NGシーン集、予告編集だ。ここからは特典で語られるエピソードを掘り下げていこう。
クルエラの2面性を体現したエマ・ストーン
好奇心旺盛なエステラと過激な言動を繰り返すクルエラ。両者を演じる“最初にして唯一の候補者”だったストーンは本作の企画を2015年に知り、製作総指揮も務めて魅力的なキャラクターをつくり上げた。ストーンいわく、良い子に育ったエステラが本質的な悪を受けいれていく姿には、“生まれつきか育て方か”というテーマも込められている。
過激で華やか! 強烈な悪役バロネス
本作の監督を務めたクレイグ・ギレスピーの『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(17)のファンだったトンプソンは出演を熱望。猛アプローチのすえにバロネス役を得た彼女は、ジョーン・クロフォードやエリザベス・テイラーなどを参考にバロネスの衣装やメイクを研究したという。
アカデミー賞デザイナー、ジェニー・ビーヴァンの個性的な衣装
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)など2度のアカデミー賞衣装デザイン賞に輝いたビーヴァン。彼女はキャラクターの衣装について「服そのものよりも、服をどう使い生きてきたかが大切」と語り、幼いエステラが着る制服のブレザーに落書きを刺繍して彼女のパンク精神を表現した。また、ミリタリー・ジャケットにスカートを合わせたローブや裾が12mもあるゴミのドレスなど、ストーンのためにつくった衣装はビーヴァンが手掛けた仕事の中でもっとも多い47着だったそう。
1970年代のロンドンを再現したロケ撮影とセット
バロネスが主催するパーティが開かれる屋敷は歴史的建造物のエングルフィールド・ハウス、パンク・ファッションに身を包んだクルエラが顔を「The Feature」と黒く塗って登場するシーンの旧王立海軍大学など45か所のロケ地で撮影。エステラが働く実在の百貨店リバティの内部は3Dスキャンで撮った映像を基に、精巧なセットを制作した。
愛らしい犬たちの名演技
バロネスの飼い犬を演じたダルメシアンたちはカメラや照明に慣れさせるために撮影の4カ月前から訓練を開始。クルエラと共に暮らす仲間、バディ役の雑種は保護犬としてトレーナーに引き取られた3日後に本作への出演が決まり、ギレスピー監督はその演技を「CGとも見分けがつかないくらいすばらしかった」と絶賛する。
あの2人はアニメーション版との共通
エステラの友人であるジャーナリストのアニータ(カービー・ハウエル・バプティスト)とバロネスの弁護士を務めるロジャー(カイヴァン・ノヴァク)。彼らの名前と、2人それぞれの自宅に届くダルメシアンの子犬、ポンゴとパディータは『101匹わんちゃん』の主人公犬と同じだ。
反骨精神にあふれ、自分らしさを見出すと同時にカリスマ性を身につけていくヒロイン。舞台となる1970年代の英国を代表するパンク・チューンや、個性的でインパクト大な衣装など様々な要素が見事に響き合い、魅力的な物語が展開する本作。MovieNEXに収録されている特典から、舞台裏をのぞいてみよう!
文/DVD&動画配信でーた編集部
パッケージ 発売中
MovieNEX 価格:4,950円(税込)
4K UHD MovieNEX 価格:6,930円(税込)
発売・販売:ウォルト・ディズニー・ジャパン
https://www.disney.co.jp/movie/cruella.html