ジェイミー・リー・カーティスが語る『ハロウィン KILLS』の魅力「私にとってすばらしい続編になった」
全米No.1ヒットシリーズの最新作『ハロウィン KILLS』が10月29日(金)よりいよいよ公開される。そしてこのたび1作目の『ハロウィン』(78)からシリーズを支え続けるジェイミー・リー・カーティスが、本作の魅力を紐解くスペシャルなインタビュー映像がMOVIE WALKER PRESS独占で解禁となった。
映画史に残るホラー・アイコン“ブギーマン”を生みだし、数多くの作品やクリエイターたちに影響を与え続けている伝説的ホラー映画『ハロウィン』。その40年後を描いた続編『ハロウィン』(18)に続く待望の新作となる本作だが、既に封切られた全米では公開3日間で日本円にして50億円を超える驚異的なオープニング成績を叩きだしており、2021年公開のナンバー1ヒットホラー映画となっている。
シリーズの生みの親である巨匠ジョン・カーペンターがキャラクター原案、製作総指揮、音楽を手掛け、『ハッピー・デス・デイ』(19)などのブラムハウス・プロダクションズを率いるジェイソン・ブラム、ダニー・マクブライドらが再集結しており、主人公のローリー・ストロードを演じるジェイミーを筆頭にローリーの娘カレン役のジュディ・グリア、孫娘アリソン役のアンディ・マティチャックの三世代でブギーマンに立ち向かう。
このたび解禁となったインタビュー映像では、本作について「とてもエキサイティングな衝撃作です。この映画を観た人たちは心をかき乱されることになります。恐らく予期していない形で。私にとってすばらしい続編になりました」と笑顔で話すジェイミー。前作の『ハロウィン』(18)では三世代の女性を中心に物語が描かれたが、本作では『ハロウィン』(78)でも描かれたハドンフィールドの住民たちが次々と登場する。「トラウマを負った人が40年後にどうなるか。この映画では街中の人々がトラウマを抱えています。本作で彼らに会えます」と、ローリーだけでなくハドンフィールド全体が抱えるトラウマの物語が展開されることを明かしている。
また住民の中では、トミー役のアンソニー・マイケル・ホールが難しい役割を担っているとも。「トミーが本作のミッションの責任を負っているから。人々を集めマイケル・マイヤーズを追いかけるんです。(1978年の『ハロウィン』で)ローリーと歩いてたあの小さな少年が大人になって映画の中心的な役割をはたしている。とてもパワフルですばらしいです」と幼かった少年トミーの本作での活躍を示唆する。
さらに因縁の相手であるブギーマンことマイケル・マイヤーズについては、「本作で深く掘り下げるのは彼の目的について。本当にローリーだったのか。それともほかのなにかだったのか。彼の執着の焦点だからローリーが目的だと思われています。彼女は彼の執着の支点で、彼女を取り巻くすべてのものが標的になった。それが真実ではない可能性を追求しています」と語る。神出鬼没の殺人鬼マイケル・マイヤーズは執拗にローリーを狙うが、「彼の中にはもっと深いものがあるかも。私に対する執着よりも。それが興味深いところです」と、その目的に疑問を投げかける新展開をほのめかすジェイミー。映画のトーンについては「まさに大混乱。まるで暴力と怒りと恐怖と群集心理のサイクロン。そしてそれは本当に激しくて強烈なんです」と強い眼差しで語り、最後には「本シリーズを愛する皆さん。ハッピー・ハロウィン」とメッセージを送っている。
はたしてマイケル・マイヤーズの真の目的とはなんなのか?進化するさらなる恐怖を、ぜひ劇場で目撃してほしい!
文/富塚沙羅