橋本愛が女優としての転機、おすすめレストランまで“34の質問”に回答!第34回東京国際映画祭フェスティバル・アンバサダーとしての想い明かす - 3ページ目|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
橋本愛が女優としての転機、おすすめレストランまで“34の質問”に回答!第34回東京国際映画祭フェスティバル・アンバサダーとしての想い明かす

インタビュー

橋本愛が女優としての転機、おすすめレストランまで“34の質問”に回答!第34回東京国際映画祭フェスティバル・アンバサダーとしての想い明かす

16.橋本愛さん自身がご出演なさった作品で「この作品はぜひ観て!」というものを理由と共に教えてください。

「これもたくさんありますが、『美しい星』をおすすめしたいです。私にとって吉田大八監督はとても特別な存在で、すごくすてきな思い出のある作品でご一緒した監督です。『美しい星』の映画は原作と違って地球温暖化を取り扱っているんですが、公開当時より世界も日本もこのテーマが重要なものになってきているので、いま観たら少し違う捉え方もできるじゃないかな、ということも含めて私も観直してみたいですし、ぜひ観ていただきたい作品です」

『美しい星』の吉田大八監督は、橋本にとって特別な存在だという
『美しい星』の吉田大八監督は、橋本にとって特別な存在だという『美しい星』DVD&Blu-ray発売中価格:DVD 4,180円(税込)発売元:ジェイ・ストーム販売元:ギャガ[c]2017「美しい星」製作委員会

17.映画や漫画のキャラクターで、好きなキャラクターがいれば教えてください。

「漫画だったらいっぱいいます!矢沢あいさんの漫画にも好きなキャラクターがたくさんいますし、最近だとドラマ化も決定した『ミステリと言う勿れ』という漫画の主人公、久能整(ととのう)くんがめちゃめちゃ好きです。 同じ田村由美さんの『7SEEDS』も大好きで、花ちゃんというヒロインも憧れです」

18.『貞子3D』や『残穢(ざんえ)―住んではいけない部屋―』など多くのホラー映画にご出演されていますが、最近一番怖かったおすすめのホラー映画はありますか?また「これはホラーだ!」と思った出来事はありますか?

「実はホラーを観るのが怖くて、おすすめできるほどホラー映画を観ていなくて…(苦笑)。でもホラーな体験だったら結構あります。最近だと、泊まった宿で夜に誰もいない部屋の電気がついた…ということがあって、消しに行って。『いや怖くない、怖くない』みたいな感じで対応しました。霊を見たことはないんですが、たぶん敏感なほうだと思います」

『貞子3D』で橋本愛はシリーズおなじみのキャラクター・貞子を演じた
『貞子3D』で橋本愛はシリーズおなじみのキャラクター・貞子を演じた 『貞子 3D』価格:Blu-ray 4,180円(税込) 発売元・販売元:KADOKAWA

19.映画のロケで行った場所で一番よかった、また行きたいと思った所はありますか?

『リトル・フォレスト』では、1年間のオール東北ロケを敢行した
『リトル・フォレスト』では、1年間のオール東北ロケを敢行した『リトル・フォレスト 冬・春』発売中&デジタル配信中Blu-ray:5,170円(税込)DVD:4,180円(税込)発売・販売元:松竹[c]「リトル・フォレスト」製作委員会

「『リトル・フォレスト』で撮影した場所はまた行きたいですね。あの年齢(当時17歳)の1年間をいろいろなことをしながら過ごさせてもらった場所なので、 私にとって特別な感じがあります。(演じた役の)住んでいた家があった場所など、いまはどうなっているのかなと思い出すこともありますし、見に行ってみたいです。一人のシーンも多かったので、私の孤独な空気をいっぱい吸ってもらった場所とも言えそう(笑)。とても思い出深いですね」

20.いままでに観た作品で一番心に残っている作品、洋画、邦画を1本ずつ教えて下さい。

『エンドレス・ポエトリー』は、アレハンドロ・ホドロフスキー監督による青春映画
『エンドレス・ポエトリー』は、アレハンドロ・ホドロフスキー監督による青春映画写真:EVERETT/アフロ

「洋画だと、第30回東京国際映画祭で上映されたアレハンドロ・ホドロフスキー監督の『エンドレス・ポエトリー』がとても心に残っています。劇中の『愛されなかったから、愛を知ったんだ』というセリフは、いまでも自分にとって指針になっているような言葉です。邦画はたくさんありますが、沖田修一監督の『おらおらでひとりいぐも』はとても好きです。劇中で描かれる“寂しさで賑やかだ”という暮らしは、本作が教えてくれるすばらしい考え方だなと思って。捉え方次第で、どんな状況もプラスに変えられるんだと感じさせてくれた映画です」

21.今年観た映画で一番おもしろかったものはなんですか?理由も教えてほしいです。

「今年は本当に映画を観られていないんですが、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は観に行きました。衝撃的でしたが、泣きましたね!描かれる愛の形にときめきました」

22.橋本さんの歌われた「木綿のハンカチーフ」がとてもすてきでした。歌ってみたい昭和歌謡や、好きな歌手について教えてください。歌うことはお好きですか?

「歌ってみたい欲というより、ただの好きな歌になってしまいますが、『セーラー服と機関銃』や『ひこうき雲』は大好きです。歌うこと自体も、とても好きです。音感やリズム感など秀でているものはなに一つないんですが、『ボヘミアン・ラプソディ』を観て『私も歌おう!』と決めたんです。以前から時々『フレディ・マーキュリーに似ている』と言われることがあって、確かに顔の骨格が少し似ているなと思って(笑)。私は自分の骨格がちょっとコンプレックスというか、もっと女性らしい骨がよかったなという気持ちもあったんですが、フレディは自分の生まれ持った骨格のままで、誰にも真似できない声を出して歌っていましたよね。その姿を見て『自分もコンプレックスを武器に変えて、そこで初めて自分を肯定して生きられる』と思ったんです。だからこの骨でしか出せない声で歌えるように、いま特訓しています」

『ボヘミアン・ラプソディ』は、フレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ
『ボヘミアン・ラプソディ』は、フレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ写真:EVERETT/アフロ


23.クールに見えて、トーク番組などで見せるお茶目な一面が大好きです。ご自身の性格を分析すると、どのような性格だと思いますか?

「皆さんもそうなのかなと思うんですが、私のなかにもいろいろな自分がいるので、これが私のブレない性格だと言えるものがまったくないんですよね。ヤンキーもいれば淑女もいるので、難しいです(笑)。根明なのか根暗なのかすら、わからなくなっています」

24.大事な撮影前など、験担ぎとしてやっているルーティーンなどはありますか?

「まず生活のなかでルーティーンというものが、なにもないです。めちゃくちゃ気分屋なので、その瞬間、その瞬間を生きているよう。その時に『ほしい!』と思ったものを手に取り、『これをやってみよう!』と思ったことをやっています(笑)」

25.お肌のきれいさ、どんなファッションも似合うスタイルのよさにとっても憧れます!健康維持などのために、気をつけていることはありますか?

「このお仕事はとても不規則なので、睡眠時間を確保することが難しい時もあって。 そういう時は食事に気をつけて過ごすようにしています。最近やっと自炊をするようになりました。玄米を食べてお味噌汁を飲んでいます。量も結構食べるんですよ。外食でいろいろなおいしいもの食べるのも好きなので、家では質素な和食を食べるようにしています」

26.お休みの日の過ごし方、最近すごくハマっていることを教えてください。

「ずっとゲームをしています。いままでは映画や漫画を見て過ごすことが多かったんですが、ゲームをやって、“自分の頭脳と身体能力を使ってなにかを成し遂げる”という作業が新鮮で、めちゃくちゃ楽しくて。いまは『スプラトゥーン2』にハマっています」

27.以前から、橋本愛さんはファッションへの興味や知識が深い印象があります。役者の方は役に合わせて衣装をご自身でも考えて提案したり取り入れたりしているという話を聞いたことがありますが、橋本さんは衣装でこだわった作品などあるのでしょうか?

「作品づくりは分業だと思っているので、基本的には衣装さんにお任せするようにしています。いつも自分では思いもよらない提案をしていただけることが多いので、ありがたいです」

28.橋本愛さんのファッションセンスが大好きです。映画を観てファッション面で参考にしたいと思われたキャラクターや作品はありますか?

『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』は、昭和レトロなファッションにも注目!
『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』は、昭和レトロなファッションにも注目!『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』DVD&Blu-ray好評発売中価格:DVD 4,290円(税込) Blu-ray 4,800円(税込)発売元:キノフィルムズ/木下グループ販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング  [c]2019「グッドバイ」フィルムパートナーズ

「『グッドバイ』の衣装を担当していた宮本茉莉さんは、『私をくいとめて』でもご一緒させていただいて。ファッションセンスがずば抜けている方で、宮本さんの衣装がすごく好きです。『グッドバイ』の衣装はたしかすべて手作りで、私が演じた女の子が着ていた紺色のドレスは、いまでも忘れられないくらい大好きです!ああいったスタイルから脱却してみようかなと思っていた時期もあったんですが、宮本さんの衣装を着て『やっぱり私はこういうスタイルが好きなんだな』と感じました」


さらなる進化を目指す、「第34回東京国際映画祭」特集

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