りんごのキャラメル煮トーストに唐揚げ弁当…2021年の“映画飯”と言えばコレ!なメニューを完全再現
プルコギ from『アジアの天使』
アジア料理が好きな編集部員の杉原は、石井裕也監督が韓国人スタッフ&キャストと共にオール韓国ロケで撮影した『アジアの天使』からプルコギをチョイス。本作では、妻を亡くした青木剛(池松壮亮)が韓国で暮らす疎遠の兄、透(オダギリジョー)を訪ねてソウルへ向かい、韓国で出会った家族たちと食事を共にするシーンがたびたび登場する。本編で出てくるのは、チャプチェやキムチなどどれも韓国の家庭料理ばかり。めいめいが無心で食事をしている様子からは、ドキュメンタリーを観ているかのような、リアルな家庭の雰囲気が感じられる。
プルコギってお店でしか食べたことないな…と思いきや、作り方は肉野菜炒めと変わらずシンプル。お肉に調味料を加えて混ぜ、野菜と一緒に炒めたら完成です。本編では「CassFresh(カスフレッシュ)」という韓国の青いパッケージの缶ビールがよく出てくるのですが、残念ながら入手できなかったため、埼玉のCOEDOビールにしました。甘辛いプルコギとビールの組み合わせは最高です。ついでにトッポギとキムチも添えました。意外と簡単にできる韓国料理、映画鑑賞のお供にぜひ作ってみてください。
●プルコギのレシピ/2人前
・牛肉の薄切り(200g)に、にんにくのすりおろし(1~2かけ)、醤油(大さじ2)、酒(大さじ2)、コチュジャン(小さじ2)、佐藤(小さじ2)、ごま油(大さじ1)を加えて混ぜる
・細切りにした玉ねぎ(1/2個)、にんじん(1/2本)、もやし(1/2袋)を炒め、その後お肉を入れる
・最後にニラ(1/2束)、白ごま(適量)、ごま油少々を加えてサッと炒めたら完成!
焼きそばパン from『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』
新人編集部員の高橋が再現したのは、『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』に登場する焼きそばパン。「クレヨンしんちゃん」映画シリーズ29作目である本作は、しんのすけたちカスカベ防衛隊が、体験入学に訪れた全寮制の超エリート校で、次々と謎の怪奇事件に巻き込まれていく学園ミステリー。
しんのすけたちが体験入学をしている「天カス学園」では、成績の順位で食事のランクが決まります。成績上位の生徒たちがカニなど高級料理を食べているなか、成績下位の生徒たちが、購買でのパン購入競争に勝ち、焼きそばパンを食べている姿が印象的でした。
見た目からは具は絶対入っていないと思い(手抜きではないです!)、とにかく濃い味付けと中華麺で勝負しました。麺を軽く湯がいたあと、フライパンで麺を炒め、焼きそばソースと中濃ソースと鶏ガラスープの素で味付け。深めに切り込みを入れたロールパンに、詰め込んで、青のりと紅生姜を盛り付けたら完成です。ぜひこの焼きそばパンで、”青春の味”を作ってみてください。
焼きそばパン/1人前
・ロールパンにたっぷり焼きそばが入るよう、深めに切り込みを入れます。
・中華麺を軽く湯がいたあと、湯切りした中華麺を炒め、焼きそばソースと中濃ソースと少量の鶏ガラスープで味付けをします。
・焼きそばを詰めて、青のりと紅生姜を盛り付けたら完成!
カプチーノ from『フリー・ガイ』
もう1品再現したのは、『フリー・ガイ』に登場するカプチーノ。ルール無用の暴力にあふれた街で、強盗に襲われる毎日を過ごしていた銀行窓口係の男ガイ(ライアン・レイノルズ)は、この世界はビデオゲームの中で、自分は“モブキャラ”だという事実を知ってしまいます。「ミルク入り砂糖多めコーヒー」をやめて「カプチーノ」を頼もうとするシーンなど、いつものルーティーンから抜け出すためのアイテムとして、カプチーノは印象的に使われています。
カプチーノってそもそもなんだっけ?と思っていたのですが、専用器具がなくても簡単に作れました。ただ牛乳を泡立てる時だけ、人力の気合いが必要です。本編を再現するために、あちこち紙コップを探したのですが、オレンジ色の紙コップが見つからず、泣く泣く白の紙コップで代用しました。コーヒーを用意して、青いシャツにネクタイを締めて、ガイになりきろう(笑)!
カプチーノ/1杯
・エスプレッソを抽出します(濃いコーヒーでもOK!)。
・深めのカップに牛乳と少量の砂糖(泡立てるため)を注ぎ、電子レンジで1分程度加熱します。
・加熱が終わったら、泡立て器でひたすらかき混ぜます。
・エスプレッソとミルクをカップに注いで完成!
文/編集部