ベストテンをランキングで発表!「映画ファンが選ぶ、ベスト映画2021」の結果は?
大ヒットシリーズの集大成から、熱量にあふれた小規模作品までがランクイン!
「あまりにも衝撃的な展開で映画館ではなかなか立てないほどでした。しかしラストシーンに救われて、二人の何気ない日常に会いたくなって、何度も映画館に足を運びました。中川大志くん演じる清澄がとにかくヒーロー! 間違いなく彼の代表作ですね」(40代・女性/『砕け散るところを見せてあげる』)
「10年にも及ぶ『るろうに剣心』の締めくくりでもあり、始まりでもある物語。巡り巡って1作目に繋がる奇跡的な作品。アクションもすばらしいし、アクション以外の演技もすばらしい。脚本もすばらしい。語彙が少なくてすばらしさが表現できません」(50代・女性/『るろうに剣心 最終章 The Beginning』)
「待ちに待ってやっと公開されて、待った甲斐があった映画でした。長くダニエル・クレイグを追ってきて良かったです。お疲れ様と言いたいです」(50代・女性/『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』)
「観ている間に同じだけの熱量を持たせてくれた。映画というコンテンツが持つ力を教えてもらった気がした」(20代・男性/『サマーフィルムにのって』)
「コロナ禍だからこそ渇望していたライブ体験。痺れるクリエイティブとセンスの塊。政治的で社会的なメッセージ性も持つ作品だった」(20代・その他/『アメリカン・ユートピア』)
カンヌ国際映画祭で脚本賞に輝き第94回アカデミー賞への期待もかかる濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』(公開中)と、興行収入100億円を突破し25年の歴史に終止符を打った『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(21)。2021年の日本映画を代表する両作は惜しくもあと一歩のところで次点になったものの、熱いメッセージが多数寄せられていた。
「生きていく上でどうしても超えなくてはならない悲しみをどうやって乗り越えていくか、折り合いをつけていくか、その様を映像美と役者さんたちの演技で表していて感動しました。3時間という長い上映時間を長く感じさせないすばらしい作品です」(40代・女性/『ドライブ・マイ・カー』)
「初めてアニメを観たのが高校生の時で、テレビの最終回や当時の劇場版を観て、モヤモヤとしてましたが、新劇場版観たことで『ありがとう』と思えたし、『さようなら』と区切りがつけました」(40代・男性/『シン・エヴァンゲリオン劇場版』)
『劇場版 呪術廻戦0』(公開中)や『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(公開中)のヒットスタートと共に幕を開けた2022年。まだ世界的に苦しい日々が続きそうではあるが、そんな暗い気持ちを吹き飛ばしてくれるであろう映画が今後も多数控えている。かつての日常が一刻も早く取り戻されることを祈りながら、新たな映画との出会いを存分に楽しんでいきたい。
文/久保田 和馬
1位『犬部!』
2位『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』
3位『DUNE/デューン 砂の惑星』
4位『ラストナイト・イン・ソーホー』
5位『砕け散るところを見せてあげる』
6位『るろうに剣心 最終章 The Beginning』
7位『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
8位『恋する寄生虫』
9位『サマーフィルムにのって』
10位『アメリカン・ユートピア』
次点(同率)『ドライブ・マイ・カー』『シン・エヴァンゲリオン劇場版』