サム・ロックウェル、オークワフィナらが熱弁する『バッドガイズ』の魅力「人は必ず変わることができる」
ニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト入りを果たしたアーロン・ブラビーの人気児童書を、ユニバーサルスタジオとドリームワークス・アニメーションのタッグでアニメ化した『バッドガイズ』(公開中)。日本に先駆けて公開されたアメリカでは、興収ランキングで2週連続ナンバーワンを獲得。興収1億ドルに迫るスマッシュヒットを記録した本作から、豪華オリジナルキャスト陣のインタビューを独占入手した。
次々と派手な盗みを成功させてきた5人組の怪盗集団バッドガイズ。彼らが次に狙うのは、名だたる強盗たちも奪えなかった伝説のお宝“黄金のイルカ”。しかしあと一歩のところで大失敗をし逮捕されてしまう。そして街の名士であるマーマレード教授の指導のもと、バッドガイズを“グッドガイズ”に変えるまさかの実験が行われることに。バッドガイズはそのウラをかいて史上最大の犯罪を目論むのだが、彼らの知らないところでさらなる巨悪が密かに動き始めていた。
「ミスター・ウルフは『オーシャンズ11』のダニー・オーシャンのようなキャラクター」(サム・ロックウェル)
バッドガイズのカリスマ的リーダーで天才的スリであるウルフの声を担当したのは、『スリー・ビルボード』(17)で第90回アカデミー賞助演男優賞を受賞したサム・ロックウェル。「ミスター・ウルフはまさにアンチヒーローで、まるで『オーシャンズ11』でジョージ・クルーニーが演じたダニー・オーシャンのようなキャラクターです。いいヤツであると同時に悪いヤツでもあり、少しだけドジな一面もあるんですよ」と、その魅力を語る。
バッドガイズのメンバーの1人、ミス・タランチュラの声を担当したのは『クレイジー・リッチ!』(18)や『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(21)などヒット作が相次ぐオークワフィナ。「ハッキング専門のタランチュラさんはカッコよくて個性豊か。男性にも負けません」と紹介するオークワフィナは、「ほかの人がどう思うかを気にせずに、自分の人生を自由に生き何事もうまくやるところが大好きです」とキャラクター愛を熱弁。
また物語のキーパーソンとなる知事のダイアン・フォクシントンの声は、『ジョーカー』(19)や『ブレット・トレイン』(公開中)のザジー・ビーツ。ダイアンのキャラクターに惹かれて出演を決めたというビーツは「ダイアンはバッドガイズの面々がなりたい自分になれると気付けるよう手助けをします。彼女もかつては“バッドガイズ”だったから、彼らの立場や気持ちを理解したうえで、いい人になろうと語りかけることができるのです」と、ダイアンの重要性を説明する。