新進気鋭の初監督作から受賞監督の凱旋上映まで!第20回「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023」国内コンペ出品の14本をチェック
新進気鋭の若手クリエイターを多数輩出してきた「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」。記念すべき第20回を迎える今年は、スクリーン上映が7月15日(土)~7月23日(日)に、オンライン配信が7月22日(木)~7月26日(水)と、昨年に続いてハイブリッド形式で開催される。そのなかから、注目の国内コンペティションにノミネートされた長編6作品、短編8作品をいち早くチェックしよう。
2004年に埼玉県川口市で誕生した同映画祭は、デジタルシネマにいち早くフォーカスした国際コンペティション映画祭として、数多くの若い才能の発掘と育成に貢献してきた。実際に同映画祭で受賞した作品や監督の多くが、世界で目覚ましい活躍を見せている。これまでに『死刑にいたる病』(22)の白石和彌監督、『浅田家!』(20)の中野量太監督、『カメラを止めるな!』(17)の上田慎一郎監督、『さがす』(22)の片山慎三監督など、日本映画界のトップランナーとして活躍する監督や、新作を心待ちにされる監督たちをたくさん世に送り出してきた。
今年のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭は、映画祭20周年と川口市制施行90周年を記念して、埼玉県と川口市が共同製作した作品『瞼の転校生』のオープニング上映(ワールド・プレミア)で幕を開ける。
厳正なる一次審査によって選ばれた国内コンペティションの長編短編を合わせた14本は、映画の未来を切り拓いていく若手映像クリエイターたちが自身の表現方法を真摯に探求した意欲作ばかりで、すべて日本初上映となる。
国内コンペティションの審査委員長は、『チチを撮りに』(12)で本映画祭2012監督賞とSKIPシティアワードをW受賞した中野監督が務めるほか、審査員を『岬の兄妹』(18)で第34回高崎映画祭最優秀新進女優賞を受賞した和田光沙や、映画評論家でウディネ・ファーイースト映画祭日本映画プログラム・アドバイザーでもあるマーク・シリングが務める。
また、今年は映画祭20周年の記念で「SKIPシティ同窓会」と題して、過去に本映画祭でノミネートや受賞を経験後、大きく飛躍し活躍し続けている監督たちの作品を凱旋上映する特集も開催。中野監督をはじめ、松本優作、まつむらしんご、中村真夕、片山慎三ら合計5名の監督たちが凱旋する。
上映作品は『Winny』(松本監督作)、『あつい胸さわぎ』(まつむら監督作)、『ワタシの中の彼女』(中村監督作)、『さがす』(片山監督作)、『浅田家!』(中野監督作)の5本で、監督陣がこれまでの歩みを振り返るトークイベントも開催されるのでお見逃しなく。
そのほか「中国映画の新境地~KATSUBEN Selection~」では、ロカルノ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した、チュウ・ジョンジョン監督初のフィクション長編映画『椒麻堂会』(21)が日本初上映される。
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■SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023
日程:【スクリーン上映】7月15日(土)~7月23日(日)、【オンライン配信】7月22日(土)~7月26日(水)
会場:SKIPシティ 彩の国 ビジュアルプラザ 映像ホールほか
内容:国際コンペティション、国内コンペティション(長編部門、短編部門) ほか
URL:https://www.skipcity-dcf.jp/