衝撃の死のオンパレード!おもな退場キャラクターで振り返る「君と世界が終わる日に」の残酷な物語
人間同士の醜い殺し合いが繰り広げられた「シーズン4」
最愛の人である来美を亡くし、さらに愛する娘ミライまでも何者かに奪われ、闇堕ちした響の姿が描かれたシーズン4。ミライを捜して旅する響は、刑務所を拠点とする新山財団の娘、明日葉(玉城ティナ)が率いるコミュニティに流れ着く。
そこで人類最後の希望の都市「ユートピア」の存在を知った響は、ミライがそこにいるのではと推察し、再会した佳奈恵や明日葉、さらに刑務所の囚人たちといった生存者たちと共に理想郷を目指す。しかし、だましや裏切りが横行し、最後は人間同士の殺し合いにまで発展してしまう…。
「シーズン4」のおもな退場者は?
明日葉の弟である大地(大西利空)、ミライの居場所の鍵を握る謎の男、若松(今井翼)ら新キャラが現れては次々と死んでいったシーズン4。ユートピアに入れる人数制限をめぐるクライマックスの大殺戮劇では、元殺人犯の囚人、下村(姜暢雄)など多くの人物が一気に命を失った。
そのなかでも、数少ない前シーズンからの登場人物だった元教団員で詐欺師の伊織(桜井日奈子)は、なんとしてもユートピアに行くため仲間に銃を向けたところを響に弓で射られるというショッキングな最期で存在感を放った。
響の命運はどうなる?『劇場版』の気になるストーリーは?
ユートピア内にある研究タワーを目指すため、佳奈恵たちと行動を別にした響のその後が描かれるのが『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』だ。あらゆる死線をくぐり抜けてきた響が、娘ミライを救いだすため、最後の戦いに臨む。
研究所ではゴーレムに対するワクチン研究が行われており、特殊な抗体を持つミライが研究材料とされていた。ミライを救うべく響は、愛する幼なじみを救いたい大和(高橋文哉)をはじめ、地下街で暮らす悪党など5人の男たちと行動を共にすることを決心。それぞれ動機の異なる男たちと時にぶつかり、様々な罠や裏切りに遭いながらも、響はワクチンのためなら手段を選ばない残酷な人間やゴーレムと戦い続けていく。
本作にはシーズン1の黒幕だった首藤の息子でありながらそのことを隠し、首藤の元助手だったジアンを殺害するなど、シーズン3で暗躍したシンジも、ワクチン開発のチーフとして響の前に立ち塞がる模様。彼にどんな落とし前がつけられるのか気になるところだ。
そして主人公といえども、安泰ではないこのシリーズ。果たして響は過酷な終末世界で生き延びることができるのか?気になる結末は劇場に足を運んでぜひチェックしてみてほしい。
文/サンクレイオ翼