『こんにちは、母さん』『PLAN 75』『PERFECT DAYS』のロケ地も!東京~関東で活躍するフィルムコミッションのお仕事がわかるイベント開催!
台東区フィルム・コミッション
「“歴史と文化のまち”台東区の魅力を映画やテレビを通じて多くの方に知ってもらうため、撮影のサポートを行っています」という台東区フィルム・コミッション。「撮影後に、おつなぎしたロケ地の方に『フィルム・コミッションさんがいてくれてわかりやすかった』、『撮影終わってからお客さんが増えた』など、満足のお声をいただきます。制作担当者とシナリオハンティングから進めてきた案件などで、普段対応が難しいロケ地でもフィルム・コミッションが入ったことにより信頼をいただけて実際に撮影へと結びついた時などは充足感を感じます」との言葉から、地域と製作陣の橋渡し役を務める楽しさ、喜びなどが伝わってくる。
今回の展示では、第96回アカデミー賞で国際長編映画賞にもノミネートされているヴィム・ヴェンダース監督、役所広司主演の『PERFECT DAYS』(公開中)が紹介されている。「ヴィム・ヴェンダースの選んだ東京の対比(スカイツリーと下町、二律背反)の美しさをロケ地に実際に訪れて感じてほしい」と、その見どころを語っている。主人公の平山が暮らす街の空気感をぜひ現地で体感してほしい。
デイ・ナイトロケーションサービス
デイ・ナイト株式会社が昭島市、狛江市、稲城市、武蔵村山市の各自治体と連携し、ロケ誘致、撮影立会い、市内外への展示やSNSでの広報活動、市民エキストラ手配、ロケ弁手配、ロケ地登録などを行っている事業。この事業の多岐にわたる活動のおもしろさ、やりがいについて質問したところ、「各自治体で特色が違い、またロケ地も様々です。公園一つ取ってもすべて雰囲気が違い、台本を片手に皆でコーディネートしています」と回答してくれた。
「自治体と都心のビルなどの撮影実績や、撮影裏話、ここがこんなロケ地に!のような、あっと驚く仕掛けなどを紹介します。また、各自治体の観光マップやロケ地マップを配布予定です!」という今回の見どころ解説に続き、「自治体での活動や取り組み、市×民間、市民参加型ロケなど10年の実績をご覧いただきたいです!」と意気込みも語ってくれた。
昭島市のコーナーでは、レギュラー撮影の場所となった廃校、市内公園(エコパーク)で撮影されたドラマ「なれの果ての僕ら」、フォレスト・イン昭和館で撮影され、市民エキストラも参加した『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』(23)、市民交流センター(※現在取り壊し済み)でレギュラー撮影されたほか、くじら運動公園もロケ地となり、同じく市民エキストラ参加のドラマ「しずかちゃんとパパ」が紹介されている。
このほか、藤塚第三児童公園でレギュラー撮影され、河川敷、和泉多摩川商店街などもロケ地になったドラマ「帰らないおじさん」、老人ホームこまえ荘にて撮影されたドラマ「ラストマン―全盲の捜査官―」の狛江市(「帰らないおじさん」では等身大パネルや美術品などを提供してもらい大々的に宣伝協力を受けた)。さらに、レギュラー撮影された若葉台公園、ほか市内道などがロケ地のドラマ「おっさんずラブ-リターンズ-」の稲城市エリアも。