第91回アカデミー賞『女王陛下のお気に入り』と『ROMA/ローマ』が10部門で最多ノミネート!日本勢も選出
サプライズは主演男優賞で前評判の高かった『魂のゆくえ』(4月12日公開)のイーサン・ホークではなく、『永遠の門 ゴッホの見た未来』(19年公開)でゴッホを演じたウィレム・デフォーが、助演女優賞では『ファースト・マン』(2月8日)のクレア・フォイではなく『ROMA/ローマ』のマリーナ・デ・タビラがノミネートされたことだ。助演男優賞では、『バイス』のサム・ロックウェルが昨年『スリー・ビルボード』(17)で助演男優賞を受賞しており、2年連続のノミネートとなった。
『ブラックパンサー』(18)は、マーベル作品で初の作品賞ノミネート、『ROMA/ローマ』は外国語の作品としては、『グリーン・デスティニー』(00)とならぶ10ノミネートとなった。外国語作品の作品賞ノミネートは10作目、作品賞及び外国語映画賞での同時ノミネートは5作品目で、過去に同時ノミネートされた『Z』(69)、『ライフ・イズ・ビューティフル』(97)、『グリーン・デスティニー』(00)、『愛、アムール』(12)はすべて外国語映画賞のみ受賞している。
『女王陛下のお気に入り』で衣装デザイン賞にノミネートされたサンディ・パウエルは過去14度ノミネートされており、存命の作家として最多となった。レディー・ガガは主演女優賞と歌曲賞でノミネートされた2人目となり、昨年はメアリー・J・ブライジが『マッドバウンド 哀しき友情』(17)で、助演女優賞と歌曲賞にノミネートされている。
今回選ばれた、“18年を彩った作品”の宣伝・広報担当者たちは、長いアワードシーズンのラストスパートとして、残り1か月全力を尽くす。
これから2週間後の2月4日には候補者を集めた昼食会が開催される予定で、アカデミー会員による投票は、その後の12日〜19日までとなっている。