「LOTR」に『グリーンブック』、クローネンバーグ作品のヴィゴ・モーテンセンが65歳に!推したくなる理由“ベスト65”を偏愛ライターが考えてみた
石橋凌、デニス・ホッパーとの共演
24:映画ファン
若いころ、映画館でイングマール・ベルイマン、アンドレイ・タルコフスキー、小津安二郎ら巨匠の作品を観たことがきっかけで俳優を志した。
25:ハリソン・フォード主演作『刑事ジョン・ブック 目撃者』(85)がデビュー作
アーミッシュの若者役で出演。
26:石橋凌とも共演
東映ビデオ制作の『ヤクザVSマフィア』(93)に出演し、石橋凌演じるヤクザを助ける青年を演じている。その後、別作品のオーディションに臨む石橋をモーテンセンが励ますなど、2人の間には友情が育まれている。
27:デニス・ホッパーとの出会い
ショーン・ペン監督作『インディアン・ランナー』(91)で共演したデニス・ホッパーはモーテンセンのパトロン的な役割を担った。ホッパーもまた画家や写真家として活動するアーティストで、モーテンセンにアトリエを提供したり、2人で創作旅行にも行っている。
28:アカデミー賞作品賞受賞作に出演
『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』と『グリーンブック』(18)。
29:3度のアカデミー賞主演男優賞候補に
『イースタン・プロミス』(07)、『はじまりへの旅』(16)、『グリーンブック』。
30:主演であっても作品を作る一人
『グリーンブック』がアカデミー賞作品賞に選ばれた際、主演俳優にもかかわらず檀上の端のほうに立ち、うれしそうに微笑んでいたモーテンセン。過去に「賞は作品のためにある」ともコメントしていたので、自身が主演男優賞に選ばれることよりも喜んでいたのかもしれない。
デイヴィッド・クローネンバーグとの関係性が尊い
31:デイヴィッド・クローネンバーグとの関係が尊い
『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(05)での初タッグ以降、『イースタン・プロミス』、『危険なメソッド』(11)、『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』に出演。
32:クローネンバーグとの友情が情熱的
『ヒストリー・オブ・バイオレンス』がカンヌ国際映画祭でお披露目された際、2人でキスを交わして喜びを分かち合っていた。
33:徹底した役作り
『イースタン・プロミス』でロシアン・マフィアの男を演じた際は、実際にロシアの各地を旅しながら現地の人や言葉に触れ、役を構築していった。
34:フロイト役
『危険なメソッド』で心理学者のジークムント・フロイトを演じるにあたり、現存する著作や書簡、手紙までとにかく読み込んだ。筆跡なども完璧に模倣している。
35:クローネンバーグからの信頼の厚さ
役に対するアプローチはもちろん、自身の役だけでなく、作品全体のことについても様々な質問をするそうで、そういった姿をクローネンバーグも絶賛している。
36:伝説の乱闘シーン
『イースタン・プロミス』におけるサウナでの全裸乱闘シーンは伝説的。
自然体で裸足が好き
37:プロデューサーとして新進監督をあと押し
『偽りの人生』(12)、『約束の地』(14)などのアルゼンチン映画では主演のほかプロデューサーも務め、同地のクリエイターの活動をあと押ししている。
38:『約束の地』の劇中曲
モーテンセンが作曲している。
39:初監督作『フォーリング 50年間の想い出』
主演に脚本、劇伴の作曲も担当する多才さを発揮。
40:クローネンバーグがカメオ出演
モーテンセン演じる主人公の父(演じるのは、「エイリアン」シリーズなどのランス・ヘンリクセン!)を診断する肛門科医の役。
41:額を寄せ合う
『イースタン・プロミス』にて、共演のヴァンサン・カッセル、ナオミ・ワッツと互いの額を寄せ合う仕草にグッとくる。『オーシャン・オブ・ファイヤー』などほかの作品でも見られる。
42:アゴがセクシー
吸い込まれそうなブルーの瞳、現在のロマンス・グレーの髪色にもグッとくる。
43:垂れる前髪
『イースタン・プロミス』、『グリーンブック』でオールバックにしていた髪型が途中で崩れ、だらりと前髪の一部が垂れ下がる。何気ない変化だけど印象に残る。
44:息子のヘンリー
パンクバンドXのボーカリスト、エクシーン・セルベンカと結婚し、長男ヘンリーを授かる。その後の離婚に伴い、父子家庭に。
45:親日家のヘンリー
日本のアニメに興味を持ち、役作りの参考に剣術や侍の本を薦められたこともあるそう。オフィシャルな場に2人で現れるなどとても仲良しな親子。
46:自然体
ビシッとしたスーツスタイルよりも着慣れたTシャツやデニム、サンダルを好んでいるイメージ。
47:裸足が好き
「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督の影響で、裸足で過ごすことが多くなったという。
48:お菓子を配る
「ロード・オブ・ザ・リング」のプロモーションで来日した際、取材陣にお菓子を配って回ったというエピソードも。
49:マテ茶
マテ茶を好んで飲み、ポットに入れて持ち歩いている。
50:上唇に傷跡が
大学時代、パーティで泥酔して有刺鉄線の上に倒れ込み、上唇の皮膚を切断してしまう。その時の傷跡がいまも残っており、出演作によっては確認できる。
51:子どもたちも興奮
『はじまりへの旅』で共演した子役たちもモーテンセンの大ファンだったみたいで「アラゴルンだ!」とエキサイトしたそう。
52:熱狂的なサッカーファン
南米育ちということもあってサッカーファン。特にアルゼンチンのクラブチーム、サン・ロレンソを応援している。
53:空港で大興奮
サン・ロレンソの勝利に興奮し、思わず歓声を上げていたら、警備員に静止されてしまったことがある。