キアヌ・リーブスとシャドウは共通点だらけ!ハマり役な『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』は大人の心にグッと刺さる
人気キャラクター、シャドウの声優にキアヌ・リーブスが大抜擢!
先述したとおり、本作の主要な舞台は日本だが、キアヌも大の親日家として知られている。日本のアニメを愛し、日本が世界に誇るアクション俳優、千葉真一を敬愛。映画のキャンペーンや自身のバンド、ドッグスターの公演で来日しているほか、プライベートでもたびたび遊びに来ているようで、そのたびに目撃情報がSNS上を駆けめぐる。セレブのように取り巻きを引き連れることなく普通にラーメン屋で食事をしていたり、ファンに声をかけられた際には気さくに写真撮影に応じたりといった“いい人”ぶりは、あまりに有名。ちなみに近作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(23)は大阪が舞台の一つになっていた。そんなキアヌだから、日本生まれのゲームであるソニックに愛着を抱くのは必然だろう。
彼が演じるシャドウは、ゲームのなかでもソニックと人気を二分するキャラクター。見かけはソニックの色違いで、ソニックが“陽”ならシャドウはその名のとおり“陰”と言える。ソニックが仲間と家族的な関係を築いていくのに対して、シャドウは復讐に取り憑かれた完全な一匹狼。その背景には、彼と誰よりも親しかった少女マリアとの、悲痛なまでの悲しい別れがあった。一匹狼だから誰かの助言に耳を貸すことはない。ソニックに匹敵するスピード&チャージに裏打ちされた強大な戦闘スキルは、地球の破壊という目的に使われるのだ。救いがあるとすれば、マリアとのよき思い出だけだろう。そんな内面の複雑さによって、ゲーム版では若年層よりも年長のファンに熱烈な支持を受けている。人生いろいろであることを知る大人には、天真爛漫なソニックよりもシャドウの心情のほうがフィットする!?
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キアヌにとってシャドウはまさにハマリ役!
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